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21世紀の資本~トマピケティ

トマピケティ著「21世紀の資本」は、
富の分配問題を経済分析から提唱してます。
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r:資本の平均年間収益率
g:労働賃金の成長率

rは、株主や不動産、債券等の利潤、配当、利子、賃料等です。
gは、労働賃金等です。
国民所得=r+gです。
国民所得=国産算出+外国からの純収入です。
国産算出=GDP-減価償却です。

よって、GDPの経済成長はr:資本所得とg:労働賃金へ分配されます。
r:資本所得の伸び率は約4%程です。
g:労働賃金の伸び率は約2%程です。
結果、資本所得の伸び率は労働賃金の伸び率の2倍です。
これが、資産を持つ者が富を獲得する原理になります。
トマピケティはこの格差拡大の対策として、
資本累進課税制度の提案をしてます。
21世紀の資本はどのような展開となるのでしょうか?