恐竜の時代~白亜紀の世界

白亜紀は、恐竜の多様化が続き、さまざまな恐竜が陸上を支配した時代です。
年代は1億4500万年前~6550万年前です。
2つに大陸が分裂したジュラ紀から今の世界に近い大陸へ分裂した時代です。
恐竜の分類は、鳥盤類と竜盤類の2グループに大区分します。
鳥盤類は、恥骨が後ろに伸びている骨盤をしている類です。
竜盤類は、恥骨が前か下を向いている骨盤をしている類です。
白亜紀は、
鳥盤類は、剣竜類とよろい竜類、堅頭竜類、角竜類、鳥脚類の5グループに多様化します。
竜盤類は、竜脚形類と獣脚類、鳥類の3グループに多様化します。

鳥盤類の剣竜類は、背中にそって骨の板がならび、尾にはとげがあります。
植物食恐竜で、4本足で歩きます。
体長7-9mのステゴザウルスが有名です。

鳥盤類のよろい竜類は、進化した大型のよろい竜のグループで、口の幅が広く、ほおや後頭部にはとげがあります。
植物食恐竜で、尾の先にハンマーのようなこぶを持つ者もいました。
体長11mのアンキロサウルスや体長7mのノドサウルスが有名です。

鳥盤類の堅頭竜類は、ぶあつい盛り上がったドーム状頭骨が特徴です。
植物食恐竜で、頭の周りには、こぶやとげがありました。
体長4.5mのパキケファロサウルスが有名です。

鳥盤類の角竜類は、原始的に頭に角や襟飾りがなくほおに突起があります。進化して大きな襟飾りがあるようになりました。
植物食恐竜で、オウムのようなくちばしを持ってました。
体長1-2mのプシッタコサウルスや体長8-9mのトリケラトプスが有名です。

鳥盤類の鳥脚類は、広いくちばしで植物を食べていました。
植物食恐竜で、2本足で歩きます。
体長10mのイグアノドン(フクイサウルス)や体長7-10mのハドロサウルスが有名です。

竜盤類の竜脚形類は、巨大な体と長い首が特徴です。
植物食恐竜で、おもに4本足で歩きます。
体長25mのブラキオサウルスが有名です。

竜盤類の獣脚類は、食物連鎖の頂点に立った恐竜です。
肉食恐竜で、1m以下の小型から13mにもなる大型恐竜までいました。
体長8-12mのアロサウルス(フクイラプトル)や体長12-13mのティラノサウルスが有名です。

竜盤類の鳥類は、小型の獣脚類から分かれて、独自の進化をしました。
肉食恐竜で、鳥は恐竜から進化したと考えられており、
体長0.5mの始祖鳥のアーケオプテリクスが有名です。

ジュラ紀に食物連鎖の頂点に立ったのは、肉食恐竜のアロサウルスでした。
白亜紀に食物連鎖の頂点に立ったのは、更に体を大きくした肉食恐竜のティラノサウルスでした。
草食恐竜のグループは食べられないため著しく巨大化しました。