モビリティ革命MaaS②
MaaS(モビリティサービス)の概要をまとめました。
1.モビリティ革命「MaaS」の正体
MaaSとは、
マイカーと同等かそれ以上に魅力的なモビリティサービスを提供し、
持続可能な社会を構築していこうという
全く新しい価値観やライフスタイルを作り出していく概念です。
2.なぜMaaSのコンセプトは生まれたのか
都市の課題
・渋滞・混雑
・都市のマネジメント
地方の課題
・赤字路線
・担い手不足
様々なモビリティの選択により課題解決するコンセプトから
MaaSは生まれた。
・渋滞・混雑緩和
・高度な都市オペレーション
・地域交通の再構築
・持続可能な交通体系
MaaSは、
経済的な繁栄と社会課題の解決の両立に取り組むこと。
3.日本におけるMaaSのインパクト
~現在(クルマ中心社会)
運ぶ側の視点
Transportの発想
・自動車所有社会(1家・1人に一台)
・自動車産業の発展による雇用創出
2025年~(人間中心社会)
動く側の視点
Mobilityの発想
・個人ニーズに適合したモビリティ利用社会
・現実空間と仮想空間を高度に融合した、モノ作り
からサービスまでの一気通貫したシステムを提供
4.新モビリティ経済圏を制するのは誰か?
・自動車メーカー
・鉄道・交通オペレーター
・配車サービス
・自治体
・通信サービス
・ナビゲーション地図
5.プラットフォーム戦略
情報をより多く取得したプレーヤーが勝つ。
交通版ネットフリックスが誕生する。
個人情報(GAFA)と産業情報(自動車メーカー、鉄道会社等)の区分がある。
6.テクノロジー戦略としてのMaaS
オープンAPIによるMaaSシステムの全体像。
MaaSアプリ、プラットフォーム、交通系地図系連携情報。
7.MaaSで実現する近未来のスマートシティ
スマートシティはMaaSのレベル4に値する最高度のMaaS。
現実空間と仮想空間を高度に融合したMaaS。
街路空間、駐車場、都市のリデザイン。
スマートシティとは?
駐車場縮小、道路緩和、移動安全、交通事故削減、
街の賑わい、人のための空間創出、人中心の街路空間デザイン。
モビリティのニーズは多様な価値観、安全、環境、空間、コストを個別最適に満足させるもの。
まとめ
MaaSは、
街の現実空間とICTの仮想空間を
高度に融合させたシステムにより、
経済的な繁栄と社会課題の解決両立に取り組む概念です。