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人生の成功法則は「しつこさ」

1908年4月に出版された内村鑑三(1861年-1930年)著
代表的日本人のまとめを投稿します。

代表的日本人の原型Japan and The Japaneseは、
明治時代の日清戦争開戦時1894年に初版が出版された、
西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人を紹介している本です。

代表的日本人の5人の偉人から学んだことは、
成功のカギは『しつこさ』ということです。

私の人生を振り返ると、
信念とか、ビジョンとか、偉人のかっこいいところを真似ても成功した試しがありません。
私の経験による成功要因は『しつこさ』。
毎日、淡々と、心をぶらさず、継続する。
しつこさを維持するためのスキルでもある、
偉人の道徳の捉え方に興味がありました。
道徳の観点で偉人の名言をまとめました。

西郷隆盛の有名な言葉は、『敬天愛人』です。
「天を相手にせよ。人を相手にするな。全て天のためになせ。人を咎めず、ただ自分の誠の不足を省みよ」
「天はあらゆる人を同一に愛する。ゆえに我々も自分を愛するように人を愛さなければならない」
お天道様が見ている。ということです。
西郷は自国を健全な道徳的基盤のうえに築こうとしました。
西郷隆盛は、島流しに何度もあうが、何度も立ち上がっている。しつこい。

上杉鷹山の有名な言葉は、
『成せばなる 成さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬ成けり』
『してみせて 言って聞かせて させてみる』
できそうもないことでも、その気になってやり通せばできる、
やろうとすることは他人のためではなく、自分のためになるのです、ということです。
上杉鷹山は、質素倹約を何十年も継続した。しつこい。

二宮尊徳の有名な言葉は、
積小為大という言葉で表されます。
私が好きな言葉は、
『人道は一日怠れば、たちまちすたれる。』
『誠実にして、はじめて禍を福に変えることができる。術策は役に立たない。』
という道徳の言葉です。
二宮尊徳は、毎日コツコツと数多の村を再生した。しつこい。

中江藤樹の有名な言葉は、
『人生の目的は利得ではない。正直である、正義である。』
自分の心に正直に生きる、陽明学の道徳の教えからの言葉と推察します。
中江藤村は、儒学の教えを説き続けた。しつこい。

日蓮の言葉で参考になる言葉はありませんでした。
しかし、日蓮さんが5人の中で一番『しつこい』。
真似るところかなと思います。

5人の偉人から学ぶこと、
成功のカギはやはり、『しつこさ』ということです。