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ネガティブケイパビリティ~不安定な状況に耐えうる力

イノベーションにはネガティブケイパビリティが必要である。
発見に至るプロセスは長い努力と苦労と施策の連続の後に突然やってくる。
発見のプロセスにはアブダクションという考えが提唱されている。
しかし、事後解釈によりなんとでも解釈できる点が発見のプロセスとして不十分である。
科学的な演繹法や帰納法も新しいアイデアを生み出すには適していない。
結果、答えの出ない事態に耐える力ネガティブケイパビリティが見えない世界を見る発見のプロセスとなる。
創造性の源として認知の形式は、
①知性、
②知識、
③知的様式、
④性格、
⑤動機付け、
⑥環境の6つである。
創造に必要な6つの因子の内、
④性格が曖昧な状況に耐え、待つ能力をネガティブケイパビリティと呼ぶ。
ネガティブケイパビリティは、
性急に答えを出すことではなく、考え抜くことであり、それに耐え抜く能力である。