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聴覚は最後まで残る感覚器官

死後の世界についてはさておき
私たちは必ずこの世を去る時がきます

家族の危篤時や看取り方で
あなたに知っててもらいたい事

それは

耳は最後まで聞こえていますよ

っという事です

私が看護師として病棟で働いていた時
救急車で運ばれ、急遽お亡くなりになる方もいれば

癌などで徐々に状態が悪化し、お亡くなりになる方もいました

6年半くらいで
数百人の最期を看取らせて頂いたと思います


医療従事者は瀕死状態もしくは意識レベルが低下した患者様の前では
不用意な言動を慎む様にしています
(もちろん、全員ではありませんが)

しかし
耳が聴こえているという事をご存知ない方は
昏睡状態になっている患者様の横で
遺産や葬儀の事などを話されたり
回診時に、「あとどのくらいもちますか?」
などと尋ねられる事がありました

声かけにも反応せず目も開けられない
呼吸器を使わないと呼吸も出来ない…
そりゃ、意識がある様には思いませんよね

でも、意識はあるんです

耳は聴こえているんです

声が聴こえていても
口を開ける事ができない

触覚や圧覚の刺激を認識できても
手を握りかえす事もできない


実際に
意識不明と診断された患者様や脳死判定が出た後に
回復された患者様など
私たち医療従事者の声は全て聞こえていた
という証言がたくさんあります

そして
聴覚は最後まで健全に機能する器官と
知られる様になりました

血圧も下がり
尿も出なくなり
心臓の波形もあやしくなる…
あと数時間だなっと思われる患者様

患者様の横で手を握り、温かい言葉をかけ
○○君が明後日の朝には会いにくるからね!
などと言われている光景

う…ん、明後日までは…
っと思っていても

明後日まで
待っておられたりするんですよね
他にも色々と不思議な事がありました

だいぶ長くなってしまいましたが

大切な人の最期は

その方の好きな音楽でもかけて
その方に触れ
たくさんの愛ある言葉で
後悔のない お見送りしたいですよね✨

という事で
長文をお読み頂きありがとうございました🐥

✨🙏✨

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