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二十歳の君へ

最愛なる息子が成人の日を迎えた。
本当にあっという間の20年だった。

子育て…。
私は、息子を ”育てた” というよりも
息子に “支えてもらっていた” という方が
とてもしっくりくる。

シングルマザーになってから17年という
月日が流れたけれど、
正直、しんどいな…と思うことが
山のようにあった。

でも、いつも息子の寝顔をみながら、
この子のためにがんばろうって思えた。
だから、全部乗り越えてこれた。
心から愛する存在がいるということは、
なんて心強いことなんだろう。

10歳のときの二分の一成人式。
仕事だから行けないと言っていたけれど、
仮病を使って早退をして、駆けつけたときの
君の嬉しそうな笑顔を昨日のことのように
思い出す。
そのときの母から子への手紙に
「あなたは、私の宝物です」
と書いたのを覚えている。
今も変わらず同じ気持ちのまま。
あれから10年…本当に早いな。

父親のいない子にしてしまった…という
罪悪感に押しつぶされそうになったときも
あった。
だけど、私がパパとママ、
2人分の愛情を注いであげよう!と、
そう決めて、生きてきた。
そして、“この子は、絶対に最高に幸せになる子だ!”と信じて生きてきた。

親が子を愛するということ、
それは、子供を心から信頼してあげるということ
だと、私は思う。

決して、完璧な母親ではなかったと思うけど、
とても頼もしく育ってくれたことを
すごく嬉しく思う。

君の母であるということは、私の誇りです。
心からありがとう。
成人おめでとう。



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