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専従ではない私の日常

主任看護師になり、もうすぐ約10年が経ちます。
私は主任看護師に昇任してから、認定看護師になりました。
大学病院というのは、委員会やら病棟の主任業務、日頃のメンバーやリーダーとしての役割に加え、認定活動がのしかかり、その上特定行為が追加されたことにより私の看護師としての日常は激変しました。

まずは専従看護師との認知症ケアチームの運営。
これは、加算にも関わるため週に16時間の活動時間を確保する必要があります。しかし、専従看護師さんのおかげで私はそのサポートといった役割です。週に2日間の活動時間をもらい、残りの5日で病棟業務や、委員会、夜勤や研修運営を行っています。

この2日間の認定活動時間…
これがなかなか難しいもので、チームの患者さんの経過がなかなか把握しにくい。
何かケアを始めても、結果を直接見るのは3〜4日後なので、タイムリーではないのも悩みですね。

さて、認知症看護認定看護師で取得する特定行為の中には「抗精神病薬の臨時投与」というものがあります。これは、せん妄の遷延による認知機能低下予防の目的であり、この「臨時投与」はせん妄を起こしたときに、タイムリーに使用するものです。
この臨時投与は、せん妄を起こしたそのときに使用するわけですから、活動日の最中に治りません。

とにかく日勤でのメンバーだろうが、夜勤中だろうが、管理当直だろうが、関係なくコンサルテーションには迅速に対応する必要があるんです…
嬉しいことに…たくさんのコンサルテーションがあるわけですが、特定行為は、診察や患者の状況把握からはじめ、行為実施後の記録…スタッフとのコミニケーションを含めて時間がかかります。

しかしタイムリーでないと…意味がない…

これが病棟業務をやりながら、特定認定活動に取り組む私を、苦しめているわけです…

(知らんがな…)

主任看護師としても、スタッフのケア管理や教育委員としての仕事…
一日100時間あれば、タスク終了できるのか…

ただ!
専従より現場を知っている強み!
これは、認知症看護には欠かせません。管理の仕事をしている分、風土作りにも関われる!やりがいもある!

これだけを心の支えに、毎日必死に生きているわけです。これから認定看護師を目指す皆様、認定活動をどのように展開していこう、と考えなしに目指すと私のようになります…
その後のヴィジョン、それをきちんと組み立てておいてくださいませ…

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