見出し画像

大好物は「細かいこと」

こんばんは。お元気ですか?
1日の寒暖差が大きくなってきました。
インフルエンザにも気をつけて。

さて、今日はインターネットを通じて出会えたあなたと「あなたの大好物ってなに?」という話題についてお話ししあうような、お手紙を書きたいと思います。

大好物っていうと食べ物もあるけど、昔からなにを食べるべきかっていう判断が苦手で食べることが苦手なので今回は金銭なしでも夢中になっちゃうもの、という大雑把なくくりでお話ししていきます。

「そこまで考えてたの?」というような細かいこだわり、つまり細かいことが大好物。

たとえば、ジブリの建造物展に行きました。
そのとき、ある絵に目が止まり、びっくりしたことがあります。

春の古民家を描いていたのですが、桜の花びらの色が紫だったんです。
でも、近くで見ても、遠くから見ても桜にしか見えない。人間の目は曖昧なもの、というか桜といえばピンク!と決めつけている自分の脳みそと、その絵を描いた方のそのままを書き出す、切り出す感性にとても感銘を受けたのです。

他にも、お店とか商品を見たときにも、できることなら本なら装丁家さんの意図、お店なら店舗デザイナーさんの意図、はたまた起業ヒストリー、IR情報、などなど、作っている側の結果だけでなく過程も知りたい。

なんでこの作りにしたの?なんでこの工夫を思いついたの?そもそもあなたはどうしてその仕事にたどり着いたの?みたいな感じで好奇心が暴走していく感覚に近い。

この前も、彼の買い物の付き合いで中古カメラ屋さんに行きました。
機材とことは全くわからないので、来ている客がいてどこに視線を向けているか、関連商品をどうセット売りしているのかなど楽しみながら見ていました。
その中でも一番興味を持ったのが、タグを書いている人の筆跡!!!

タグには商品名、商品の状態、値段、メーカーなどが青色の0.7ミリほどのボールペンで書かれています。その筆跡が全て同じだったんです。

1000を超える商品を1人が値付けしてるのか?もしくはその人が描く専門なのか?それともドンキホーテみたいに筆跡をとことん徹底してるのか?

いやいやそんなことは無理だよ、きっとほかの人の筆跡もあるはずとタグばかり眺めてたんですが全て同じなんですよね。不思議でした。

私自身も絵を描くし、文も書くし、なにかしら作り続けないと死んじゃう人間なので、無意識に嫉妬をしたいのかもしれません。

性根がものすごく負けず嫌い。
小学校の時、日本地図のテストで「瀬戸内」の瀬が書けなくて、書けない自分と書けるようにしてこなかった過去の自分に悔しくて泣きました。

嫉妬やすんげえな!!という感情が私の原動力であり生きることの供給源なので、細かいところを見るのも知るのもつくるのも、大好物です。

みなさんの大好物はなんですか?
気づいたらしてしまってるもの
時間がいくらあってもやり続けちゃうこと
どうしても、気になっちゃうもの

人それぞれきっとある大好物、それを知るのも私にとっては大好物です。

#エッセイ
#好きなこと


スキを押すと、2/3の確率で冬にうれしい生活雑学を披露します。のこりはあなたの存在をひたすら誉めます。