ぼくとPhotonium④
あっき~です♪
新潟で、【柿農家】と【フォトグラファー】と【ポッドキャスター】と【在宅校正者】をしながら、四姉妹の父親をやってます。
noteを通じて、【自分のこと】【日々のこと】などを雑多に執筆中。
この記事では、2021年10月31日の「#農家バンドフェス」で「野外活動」というユニットも組ませてもらっている、三人組プロフォトグラファーユニット「Photonium」とのことについて書きます。よかったらご一読ください。
「本当の農家になるのなら、ちゃんと農業に専念しろ」「晴れている限りは休むな。園地で作業を探せ」。就農後、師匠である祖父母から言われてきた言葉です。兼業で続けようとしていたフォトグラファー活動は、もはや風前の灯になっていました。
そんな ぼくが再起できた、大きなきっかけの1つ。そして、そこから生まれた物語。今回は、そんなPhotoniumと ぼくの話を、全4回のシリーズで書いてみたいと思います。
※今回は第4回です。第3回はこちらからどうぞ。
農家バンドフェス
そして2021年、新たな展開が生まれます。Photoniumと ぼくの4人で、農家バンドフェスに参加することになったのです。農家バンドフェスはその名のとおり、「農家が組んだバンドが全国から集まってフェスをやろう」というイベントで、10月31日(日)にTwitter上での開催が予定されています。
2021年4月に生まれた農家バンドからの流れで開催されるこのイベントは、農家に限らずどんな形であれ「農」に関わりのある人なら参加できます。楽しいことが好きな自分は、すぐにこのイベントに食いつき、参加したいと考えました。ベースとギターを少しかじっていた程度でしたが、もっと音楽もやってみたいと考えていたことも大きかったです。
誰とやろうか……真っ先に浮かんだのは、Photoniumの3人でした。というのも、メンバーのケンケンが親戚のレンコン農家さんをかなり手伝っているという話が、「Photonium Radio」の中でされていたのを思い出したからです。
さらに、このレンコン話につっくんが興味を示し、番組内で「Photoniumレンコン」プロジェクトが浮上していました。収穫などにはキヨりんも参加する、まさにPhotoniumの3人によるレンコン栽培です。別で家庭菜園などもやっていると聞いていたので、これは充分に「農」の要素を満たしていると思えました。
イベント主催者さんにも確認したところ、「大丈夫!」とお墨付きをいただけたので、本気でPhotoniumとやりたいなと思うようになりました。
一緒にやりませんか?
Photoniumが農家バンドフェスの要件を満たすことがわかり、いよいよ声をかけます。ここでも、自分の変化を感じることができました。
ぼくは、誰かに「一緒にこれをやろう」と言うのが、ずっと苦手な人間です。自分のやりたいことに他人を巻き込むのに不安を覚えるタイプで、「イヤイヤつき合ってくれてるんじゃないか」「ぼくだけが楽しいんじゃないか」と、勝手に追い詰められていきます。それもあって、基本的には独りで気ままに取り組み、何かに誘ってもらえたときは大歓迎というスタンスでした。
しかも、この農家バンドフェスで何かを成し遂げようという志も特にありません。原動力は、「このイベントをPhotoniumと一緒にできたらマジで楽しそう!」という、ただただ本当にそれだけです。彼らにメリットがあるかも、正直わかりません。
でも、自分がやりたいと思ったことを、堂々とやる。それが、Photoniumのみんなと出会って、変われてよかったと思っていることです。ずっと受け身だったぼくが、「よかったら、一緒に農家バンドに出てみませんか?」と、伝えることができました。
3人とも、すぐに快諾してくれました。HSPの気質があり、あれこれ考え過ぎて人と何かを進めるのが苦手な自分が、少しだけ踏み出せたような気がします。自分の変化を、噛みしめることができました。
農 × プロフォトグラファー4人組ユニット
こうして、【農 × プロフォトグラファー】の4人が組んだ音楽ユニットが誕生しました。オンライン会議を重ね、少しずつ準備を進めます。ユニット名は「野外活動」に決まりました。
楽曲は完全オリジナル。トラックメーカーでもある つっくんを中心に、4人で農家バンドフェス用の曲を創り上げました。「農家は農業に専念するべき」と言われ続ける中で悩んだ ぼくが、Photoniumに助けてもらえたことで、好きなフォトグラファー活動も諦めなかった体験が歌詞に込められています。
さらに、農家バンドフェスにはミュージックビデオで参加するので、曲のほかにも映像が必要になります。ここで、同じくPhotoniumリスナーのクリエイターであるザッキーが映像制作に参加。歌詞をふまえ、5人でアイディアを出しながら、ストーリー仕立ての映像を制作することにしました。
普段の仕事に加えて、これらの制作活動も行う日々は慌ただしくもありましたが、とても充実した時間になりました。仕事後にオンライン会議で深夜までアレコレと話し合う時間が楽しく、実際に5人が集まったレコーディングや映像撮影の時間は、今ふり返っても まるで夢だったんじゃないかなと思うほどです。
みんなが一緒に取り組んでくれることがうれしくて、このメンバーで農家バンドフェスに参加できて本当によかったと思いました。ちなみに、それら舞台裏も含めた「野外活動」関連のツイートは、「#野外活動ず」で確認できます。よかったらぜひ^^
さぁ農家バンドフェス本番
こうして創りあげられた、野外活動のミュージックビデオ。発表は、ぼくのTwitterアカウントから行う予定です。また、TwitterのほかにもYoutubeで高画質版が公開される予定(リンクはフェス当日に有効になります)なので、ぜひご覧いただけたらと思います。
コンセプトは「枠組の外へ」。
柿農家がフォトグラファーやったっていいよね
フォトグラファーがレンコン作ったっていいよね
農家がラジオ配信したっていいよね
素人バンドを楽しんだっていいよね
在り方は、1つじゃなくたっていいよね。
農業には長い伝統がつくり上げてきた枠組があるけど、それらを尊重しながらも、もっといろんな多様性が生まれていくのっておもしろくない?
ぼくと同じように、(「農」の分野に限らず)いつの間にかできあがった枠組の中で本音を押し殺し、その外へ出るのを諦めてしまっている誰かが、自分らしい一歩を踏み出すきっかけになれたら。そこに、手を差し伸べることができたら……。
そんな思いで、仲間と一生懸命に音楽と映像を制作しました。歌詞に、音楽に、映像に、このたった2分20秒の中に、たくさんの思いや願いが込められています。そして、その いちばん根っこの部分で、何よりも ぼくが今回の「野外活動」を最大級に楽しんでいる自信があります。
そうやって楽しんでいる姿が、誰かの心に響いたらいいな。
農家バンドフェスは10月31日(日)10:00、Twitter上での開催です。参加者の共通ハッシュタグ「#農家バンドフェス」で楽しめます。いろんな農家さんの多様性を楽しみつつ、大人が全力で遊んだ ぼくら「野外活動」の楽曲も、よかったらぜひお楽しみください。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。この文章と野外活動の映像をご覧いただけたあなたに、少しでも何かを届けられることを願って。
全4回のシリーズ、いかがだったでしょうか。これからも、彼らと一緒に遊んでいけたらいいなと思っています。よかったら、次回もぜひお楽しみください。
楽しいことが好きな人間です。変に大人ぶることなく、全力で楽しいことをやっていきます。そんな自分の活動が、誰かの何かのプラスやきっかけになったら、こんなにうれしいことはないなって思います。
そんな自分が紡いでみたnote、よかったらぜひ今後ともおつき合いください。
お読みいただき、本当にありがとうございました♪
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