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歌詩です。

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自作のメロディーに乗せて作った詩をあつめました。
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2022年9月の記事一覧

「明星」(歌詩)

思い出す言葉が痛みに変わるのは 大切な人と最後の日に サヨナラを言えなかったから 真夏の星…

「現代私人カルテ」(歌詩)

とめようもない 名前もない 過去という名前の病が ぼくを追いかけて 懲りもしない 愛しようも…

「きみはふるさと」(歌詩)

窓辺に陽射しが 優しすぎる日は 潮風に乗せて きみと歌いたい 山が笑ったよ 鳥が巣立ったよ …

「向日葵」(歌詩)

涙の意味を知るよりも先に 涙の味を知ってしまうこと それを不幸と 誰が言えるだろう? ひま…

「ジャーニー!」(歌詩)

「青春18きっぷ」を使って どこまで行こうか? 行ったことない町の はずれの無人駅 海沿いに走…

「愛より具体的なもので」(歌詩)

愛より具体的なもので きみを幸せにしてあげる たとえばそれは真夜中の 坂道照らす星のように …

「草の実の歌」(歌詩)

月が泣いている 冷えた頬に寄せ 両手を差し伸べた 風なき空の下 星が落ちてくる 草原を駈けて 白樺光る野に 愛なき旅姿 あなたから電話を寄越しては くれぬと知った この部屋の ドアは閉ざして ウラウララ くるぶしに柔らかき海の青 ぼくはただ ぼくはただ 永遠を口ずさむ

「時の雨は冷めた珈琲のように」(歌詩)

冷めてゆく 珈琲のような時 生まれたての 愛をぶらさげて みじめになるほど 孤独を抱きしめて…

「空〜くう〜」(歌詩)

ぼんやり過ごした年月が おれの魂(こころ)焼き尽くすこの頃は “I”にも“We”にも夢見がちで…

「女将さん」(歌詩)

京王井の頭線から 桜の並木を見ていたら お腹が鳴るほど恋しくて 噂の女将へ会いに行く 夢と…