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子育ての不すゝめ

今現在子育て真っ最中の方、昔子育てしていた方、子育てしているふりをしている(していた)方、子育てとは全く無縁の方、子供なんていなくていいと思っている方、などなどあらゆる方々こんにちは。

私は4年前子供を出産してから、女性、妻、という肩書に「母親」がついてしまい、母親という視点からしか世の中を見ることができなくなりました。それまでの人生が一変し、それは私にとってとてもつらく厳しいものでした。

子の親となってから、常に人の目が気になるようになり、良い母親を演じなければならないと思っていました。虐待などするようなチャラチャラした若い母親ではないんだから。ちゃんとした人のフリをしなければ、と思い込んでいました。

まだ産まれたばかりの時はいいんです。周りも気を使ってくれるし、子供は自我がなくなされるがままで、かわいいばかり。動くおもちゃのようなものです。よく寝てくれるし、こちらに対して文句を言うでもないため、子供の意識がこちらに向いていない時は、本を読んだり動画を見たり、私もわりと好き勝手できていました。

ところが、子どもが少し自我が芽生える頃、1才少し前くらいでしょうか。その頃からかわいいだけの動くおもちゃは変わり始めます。一人の人間として自分の意志を持った暴れん坊となるのです。こうなるともうこっそりNetflixなんて見れません。だんだんと言うことを聞かなくなりぎゃーぎゃー叫ばれてしまうのです。

そして、ある時せっかく作った離乳食を食べず遊びだした娘にとうとう私はキレてしまいました。「もう勝手にしなさい!」とか叫んで、娘を椅子から引きずり下ろし、彼女が遊び道具にしていた段ボールにむりやり入れて、ぱたんと蓋を閉めたのです。そして、あちこちに散らばっていたおもちゃをぶん投げて当たり散らしました。離乳食づくりやらおむつ替えやら子供のために自分の時間がどんどん減っていくことにイライラしていたのです。

普通産後うつといって、母親の調子が悪くなるのは産後すぐだったりするのですが、私は1歳ぐらいの頃からでした。子供がまだ動かない寝たきりの月齢の間は、授乳やおむつまたは眠いけど寝れないなど、子供の要求がはっきりしているんですよね。しかし、子供に自我が芽生えてくると、要求が複雑化してくるので、すぐに要求に応えられない。そのため、私は自分のペースを乱され続けることでストレスがたまり、ついにキレてしまったのでした。

自分は未熟な母親であることは分かっていますが、日本は特に母親に完璧を求めすぎるような気がします。母親神話みたいなものがあるのでしょうか、母親は何でもしてくれる、みたいな話が多くないでしょうか。昔の日本は専業主婦が多く、母親が子供のことに多くの力を注ぐことができていたのでしょう。しかし、父親の収入が落ち込み、母親も働かなければいけないこの時代、母は家事も育児も仕事もすべてを完璧にはできません。ワーママ、なんてかっこよさそうな言葉がありますが、実際は、何とか日々の生活を円滑に回すよう母が自身を犠牲にしている状態だと思います。ワー、ママこのままじゃ倒れそう!

以上のように、子育てなんていいことねぇよ、と言いたいと思っています。若い人たちが結婚しても子供を作らないというのも、正直賢い選択だと思います。(結婚できないorしない人というのも、それはそれで賢いと思います。)それでも、必死な思いで育ててきたわが子を見ると、愛しい…とやはり思うのです。子育て、すすめたくない気持ちもあるけど、すすめたい気持ちもあります。ほんと、良いこと悪いこと含めて、いろいろ学びましたよ。

これから、家事、育児、仕事をそれぞれ私あっきーがどのように回しているか、子育ての良いこと悪いこと、などをnoteに書いていきたいと思います。ご興味ありましたら、またお読みいただければ幸いです。

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