経験の積み重ね

人生の折り返しを過ぎたと思っている年齢になり、今の自分が本当に望んでいる事は何なのか。

今まで頭の中で理想としている姿と、心が求めているらしいこととのギャップに苛まれていたいたように思う。頭の中の理想っていうのはきっと「こういう生活が幸せというものだ」という今までの経験上得た知識から算出されたものだったのだろう。

先日ジャンルは違えどフリーランス(元フリーランスも含め)の知人友人とお酒を飲む機会があった。
昨年フリーランスに転身した方が「今までで一番楽しかった時っていつですか?」という他愛もない問いに対し、一番自営歴の長い先輩の男性が間髪入れず
「今やなぁ」と答えた後、続いて私も「断然今!」と言った。

私の場合、どう考えても経済的には今の方が厳しいし、将来の保証なんて何もない生活。つられてそう答えたわけでもなく、本心からの言葉だった。

今も昔も楽しいことも辛いこともたくさんあるのは当たり前のことで、近い記憶の楽しいが焼き付いてるからということも考えられるけれど、そういうことではなくとにかく今いろんな「○○せねば」という勝手に自分で作り上げた謎のバイアスが
減少していき、とっても自分にとって「生きやすい」状態になっていく実感があるから何だと思う。

もちろん過去の苦楽の上に成り立つ今。人は辛いことは忘れていくという都合の良い脳の仕組みになっているものなんだなぁ。もちろんトラウマ級の辛さは別にして。(私は特に思い当たらないので)

自分で選ぶことができない環境(育ってきた環境とか)で培った知識や経験を
そうじゃなかった、という気づきとそうだよなぁという共感の振り分けは自分が決めること。

家族、友人やパートナーとの何気ない会話の欠片の記憶や思い出。
自分が見聞した、経験したこと全て。取捨選択して必要なものだけを
携えた今が楽しいに決まっている!これは死ぬまで更新され続けていくのだろう。

Life is what happens to you, while you're (busy) making other planes.
「人生は何かを計画している時に起こる別の出来事だ」

友人が好きだと言った言葉。確かジョンレノンのbeautiful boyの歌詞だったと思う。だからというわけでもないが、計画したところで・・・というまえにも書いた私の流れにのる生き方や(頑張ったのに)思ってたのと違った結末、ということに対しまぁいっか、とか仕方ないねと言って笑っていられる人生がいいから、自分の好奇心を満たし続ける暮らしにいそしみ、目の前にやってくる良い流れをキャッチできる判断力やセンスを磨いていくだけ。それを続けるためには心身ともに健康でいること。さぁごはんを食べよう!





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