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商標登録をしてみよう
プログラマーのあっきーです。
AkkeyLab流 法人設立で紹介したように私は会社を持っているわけですが、実は社名の商標登録も行っています。おそらく、皆さんがお勤めの会社でもサービス名などの商標登録を行っていると思います。
商標出願手続きなど全てを自身で行った私視点で、商標の面白さをまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
商標とは
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
この表記を見たことがある人は多いかと思います。まさにこれが商標制度によるものなのです。
商標制度に関する詳細は、特許庁の公式ページでも紹介されているので省略しますが、ブランド名やロゴなどを他社(他人)が真似できないようにする制度です。
商標制度というものは特許庁で管理されており、特許庁は日本の行政機関です。ですから、商標権侵害が認められた際には商標法に基づく厳しい罰則を受けることになります。つまり、それだけ商標は強力な力を持つものなのです。
商標を見れば会社の未来が見える
商標制度の目的はブランドの真似を防ぐことでした。ですから、現在どの商標が誰のものなのかという情報は特許情報プラットフォームで一般公開されています。
商標は早い物勝ちなので、新規ブランドに関する商標はリリースより早い段階で登録申請されることが多いです。では、具体的にどれだけ未来を予測できるか、実例を元にご紹介いたします。
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会社名もしくは出願者名で検索
ステータスが審査待ちのものに着目
区分を確認
広報表示で詳細を確認
特許庁長官によって出願された文字商標を例に見ていきます。上記画像の出願では区分として「9, 42, 45」と書かれています。ここから 9 は機械器具、42 はソフトウェア開発、45 は法律サービスと、ザックリとした商標の利用場面がわかります。詳細を確認すると、各区分内でどのような用途に利用するのか更に詳しく明記されています。
このようにして、どのような新規サービスがリリースされるのかを予測することもできるのです。
個人でもできる商標登録
自身のブランドを法的に守ることができる商標、魅力的に感じませんか?
取得したい商標の内容によって難易度は変動しますが、ユニークな文字商標であれば誰でも自力で商標登録することができると、実体験ベースで感じます。
では、自力で商標登録するメリットとしては何があるのでしょうか。今回は以下に3つあげてみました。
専門家への代行費用を削減できる
特許庁に入れる
他社の商標を見る力がつく
もちろん、ビジネスとして商標登録を考える場合は専門家に委託したほうが良いかと思いますが、私個人としては人生経験の一つとしてチャレンジしても良いと考えています。
メリット1つ目は費用面です。「商標 費用」のように検索すると出てきますが、代行費用として数万〜数十万がプラスで必要になります。私は法人設立前の個人事業時代に登録申請をしたので、代行費用の削減はかなり大きなメリットになりました。
メリット2つ目は特許庁庁舎への入館です。特許庁本庁舎は東京都千代田区霞が関にあります。紙で出願書類を提出する場合、ここに入館して窓口に向かうことになります。
私が行った時は、周りは全員スーツの方で、私服でラフに来た私は浮いた存在でした。変わった形のオブジェもあるので行った際にはぜひ見てみてください。
メリット3つ目は商標を見る力です。中盤で紹介したように、審査待ちも含めて商標はすべて一般公開されているため、自身の出願書類作成時、他の商標を参考にすることがあります。
これを経験することで、商標を様々な方面で見ることができるようになりました。実際に、当時勤めていた会社のとあるブランドを社内発表より前に知ってしまったということもありました。
最後までお読みいただきありがとうございます!
エンジニアは自分のドメインを持っているということがよくありますが、自分の商標を持っているというエンジニアには会ったことがありません。
この記事では触れませんでしたが、特許庁から出願書類のテンプレートやパンフレット資料も公開されていますので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!
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