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老いては子に従え

気づけば、クライアント(会社の担当さん)も、仕事仲間も、作家仲間(ライバル)もみんな年下になりつつあります。

私が所属しているシナリオスタジオ・ピナクルの代表のむつきゆうたさんも、秋月よりも一回り以上も年下ですし、クライアントや企業の担当者さんもとても若い人が増えてきました。

この仕事を始めた頃は当然年上ばかりでしたし、つい最近までお仕事をご一緒する方々は私よりも近い年齢か年上の方々が多かったですが、気づけば、自分よりもずいぶん若い人が増えております。

特にソシャゲの会社さんなどは20代30代中心です。

若い人と接すると、みなさんとても前向きで情熱にあふれて、体力や才能にもあふれている方々が多いです。

いつの間にか、自分も歳を取ったなあ、と思います。

いや、一般社会から見たら自分もまだまだ働き盛りの年齢ですが……。

ただ、気づけば、コミュニティで自分が年長者になっていることもあって、今までは一番年下や若造だったのに、いつの間にこんな風になっていたのだろう、と思っております。

なんか大学や高校を卒業したのに、まだサークルに顔を出しているOBみたいな気分になって、若い人たちに迷惑じゃないかな、と思うことも、最近増えてきています。

一方で、最近は若い人から勉強させてもらうことが多いです。

今流行のアニメやライトノベル、学校の状況や生活習慣などを教えてもらう機会が増えてきました。

特に自分は若い人たちに向けたエンタメをつくっているので、その年代の方々と感性がズレてしまったら大変です。

自分が若い頃に読んでいたライトノベルで、ベテランの作家さんが書いた時に感じた「古くささ」みたいなものが知らず知らずに出たらと思うと、とても怖いです。

イラストレーターさんや漫画家さんも、歳を取れば絵柄が古く感じられるようになります。

それは作家も同じです。

日々アンテナを磨いて、若い世代の作品を面白くないとか軽薄だとかバカにせずに面白さを理解していかなければ、あっという間に古くさくなります。

私の妹の旦那さんは、私と同年代ですが、いまだに自分が青春だった頃の90年代の楽曲を好んで聴いています。

やっぱり意識をしないと、いつの間にか、新しいものを取り入れなくなります。

そしたらクリエイターとしては終わりです。

そのためには、若い人から学ばなければいけません。

まさしく「老いては子に従え」というやつです。

そのためには、年長者だからと偉ぶるのではなく、いつまでも新人のつもりで、若い人からも学ぶ姿勢が大事だと思います。

そうしないと、仕事をもらえなくなる可能性もあります。

若い人たちが必要とする情報は教え、代わりに流行や若い感性を学んでいきたいと思います。

まだまだ自分には達成したい目標や夢があるので、これからは若い人と仲良くしていろいろ学んでいきたいと思います。

そのためなら、ご飯くらいいくらでもおごります。

いつまでも自分が若いと思っている老人と老害にだけはならないように気を付けます。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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