【勇者Lv.100...になりたい】Lv.3

前回、レベルが上がってしまったがため
神父に金を取られ複雑な気持ちになっている勇者はまたレベル上げを求めあらたなモンスターを倒しに行くのであった。



「くっそ金がねぇ...今度、神父でも倒すか?経験値は爺さんだからそんな稼げないがたまりに貯まった金を取れるに違いない!」


勇者らしからぬ発言をしていると
数10体のモンスターにエンカウントしていた。



「ふんっLv.1のゴブリンか
いいぜ一瞬で散らしてやる」


《20分後...》



「く......ちほどにも......ねぇ...な...
はぁはぁ...い、やぁ...楽...勝...。。」



チ-ン



「おぉ勇者よ(ry」


「あぁ!!くっそ!死んだ!
なんでだよ!!!もう!!!」



「こっちのセリフだよ!!
何回死んでくんだよ!!」


勇者は一瞬(20分)で倒したが
ダメージの受けすぎで倒れてしまい


いつもの教会で目が覚めた。



「くそっ...もうすこしワンランク上のヤツ...いない...のか?」



キャ-------



「悲鳴?!どこからだ」


この時勇者は今までになかったくらいの
素早さを見せた。


「おんn...じゃなくて悲鳴!
誰かが助けを求めてるに違いない!」


傷ついた体を起こし、音の元まで駆けつける。


ナンカキモイヤツLv.5「エヘヘヘグフフゴホッウフ」


「キャ----きもいきもい!!
来ないで!来ないでよ!!あっち行って!!」


勇者が駆けつけると、なんかキモイ奴が女を襲っていた。


「きもっ、まってろ!今助けてy  「いや!いや!いや!むりむりむりむりキモイイイイイイイイ!マダン〇テェエエエエエエ」


勇者のかっこいいセリフはパニック状態の彼女には届かず届いたのは彼女の魔法だった。


《ナンカキモイヤツに999のダメージ》
《カス(勇者)に9999999999のダメージ》



「ぐふぉあ!?!ちょ...おま...強い...やん...」


勇者は目の前が真っ暗になった。



『くそ...あの女めちゃんこ強いやないか!てかカス(勇者)ってなんやねん!!
ダメージもおかしいし?!
てかここ棺桶じゃなくね?!
あれ?なんか声もいつもと違う...
死んだ?俺死んだ?一般ピーポーに殺られた?』



勇者が心の中で独り言をしていると
声が聞こえてきた。

"ダ...ブ...スカ?"


『え?なんて?』


"ダイ...ウブデ...カ?"


『うまく聞こえない...集中するんだ...』


"大丈夫ですか?!?"


はっきりと聞こえたとき勇者の視界も
クリアになった。



「あ、おきた!
気分はどうでしょうか...?」



起きてそうそう涙目の女がいた。



あ、そうだ思い出した。
俺こいつに殺されかけた!



「すいません...キモイの見ると
いつもパニクって...ついやってしまって」



いやいや!ついってレベルじゃないよ?!
俺、何ダメージ食らったよ?!


桁数えんのもめんどくせぇよ?!


「取り敢えず...慰謝料は払いますんで...
ほんとにすいませんでした...」


「あぁ...きにしないでくれ
全然大丈夫だそれにもう全回復してるしな」



「じゃあもう俺行くから」


コイツといてまた殺られたら溜まったもんじゃない...


勇者は動こうとした時
体に激痛が走り動けないことに気づいた。



「え、は、動けないんだが
てか、よくみたらここ教会じゃねぇ!」


「教会?ここ病院ですよ?」


「は?死んだらいつも教会に...」



「あ、それは...モンスターに
やられた時だけなんです...」



申し訳なさそうに話す彼女どうやら
初めてではないようだ...。



「ほんとにすいません...
でも凄いですね!あなたに当ててしまったあの魔法この前村一つ消しちゃったくらいの威力なのに生きてるなんて!」



こえぇよ!なんの慰めにもならねぇよ!
こえぇよ!(2回目)



「はぁ...ついてない...
いつになったら動けるんだ...」


「ごめんなさい...あ、の...
ほら!レ、レベル...上がってますし...
Lv.3に上がってるので...なんというか...お、おめでとうございます!」



「あ、うん。もういい喋るな」




【勇者はレベルが上がった】
【攻撃5】
【防御2】
【魔攻8】
【魔防1】になった。