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秋桜遊
2015年12月27日 18:46
むし暑い夏の日、鳴り止まぬアラームの音で目を覚ました。「やられた」男は時計を見て呟いた。時刻は8:20をさしている。男はため息混じりに立ち上がりスーツに着替え始めた。1時間遅めの出勤の支度だ。「どうせ遅れるんだ、ゆっくり行こう」支度を終えた男は鍵をかけて会社に向かって歩き出した。その途中に蜘蛛の巣が視界に入った。よく見ると珍しい金色(コンジキ)の蝶が引っかかっ