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大丈夫、みんな平等に死ぬ。

お前が昨日抱いた女も、昔好きだったあの人も、
殺してやりたいくらい嫌いなあいつも、

みんな絶対いつか死ぬ。

“人は皆平等”という、んなわけねぇよ!!と
突っ込みたくなる綺麗事が世の中にはあるけど、
死ぬと言う事に関してだけは、本当にみんな平等なのだ。

生死について考える時いつも絶対
Flying Lotusのアルバム「You're Dead!」を
思い出す。
「あなたは死んでいる」というタイトル通り、
死ぬことがテーマに作られたアルバム。
その中でもKendrick Lamarが参加してるこの曲は
超絶かっこいいし、PVでの生死観の演出もすごい。

おすすめなので、よかったら聞きながら
読んでほしい📝

さて、いつか死ぬとは言っても、
死にたくないというのが人間の本能だし
みんなも当たり前に思うことだろうけど、
永遠に生き続けると考えてみてん?
それはそれでいつか死ぬことより恐ろしくない?

生きるという事は
いつか死ぬという絶対条件の上に成り立つから
楽しいのだ!とわしは思う。

とは言え、同世代で死について話すことなんてまず無いし、こんな事を話題にしだすと病んでるとかって簡単に片付けられる🤷🏻‍♀️

こちとら病んでるわけでもなんでもなくて、
いつか絶対自分の人生に訪れるイベントについて
考えてるだけなのに。納得いかん🤯

わしが死について身近に考えるようになったのは
父方のじーちゃんの葬式の時。
たしか、20歳なってすぐとかじゃなかったかな。

詳細は書けないんだけど、
(蛙の子は蛙なので、まぁ色々あるのだ。)
じーちゃんの葬式は身内だけで行われた。
特にじーちゃんがそうしてくれと言ったわけではない。もう、そうするしかなかったんだと思う。

斎場で一番小さな部屋、
7畳くらいの空間の真ん中に置かれた棺桶、
その周りに喪服をきて、神妙な顔をした大人が
10人くらい。
みんなそれっぽい空気感を装ってたけど、私には色々するのがめんどくさいから、事務的に火葬まで早く終わらせましょうという空気感が伝わってきて、誰も何も悲しくないくせに
泣きそうな顔するのやめろよって思った。

その空間が滑稽でアホらしくて面白くて
ひどく虚しくて仕方なかった。

思い出を語る人なんて1人もいなくて、
本当に淡々と形式的に火葬まで終わった。

良くも悪くもわしは、じーちゃんの葬式を見て
どう生きてきたか、本当の部分は、
死ぬ時に出るんだなぁとぼんやりと思った。

生きてる間はみんなそれなりに大人のふりをして、
当たり障りのない接点と会話くらいは設けてくれるけど、じゃあみんながみんな、自分が死んだ時に
時間を使って会いにきてくれるのかと言うと、
それはまた違うんだなぁと。

わしは、じーちゃんの事は好きでも嫌いでもない。
じーちゃんという認識しかない。

ただ、若い時にはたくさん働いて子供も孫もいて、地域との関わりもあったじーちゃんの葬式が
そんな風に終わった事にすごく悲しくなった。

そんなことがあってから、漠然とだけど、
どう死にたいかを考える事が増えた。
周りにこの話をするとまだ早いって言われるけど、
わしがこの先何十年も生き続ける保証もない。

仮にもし、わしが明日死んだとして
一体どれだけの人が手を合わせにきてくれるんだろうか。

恐らく、何人かは表面だけ受け取って
慈善的にインスタのストーリーのネタとして
消化されるんだろうなぁ🤳🏻
そーゆー奴には死んだ後にギリ残った余力を使って通信速度が秒で低速になる呪いでもかけてやろ😉

めちゃくちゃデカい葬式をしてほしいとか、
たくさんの人に来てほしいとかは思わないけど、
ちゃんと敬意を持って手を合わせてくれる人が
来てくれるような、生き方をして死にたいなと
生意気ながらに思ってる。

ただ、わがままを言うなら墓には入りたくねぇ〜!
毎年毎年来てもらうのも申し訳ないし、
墓参り行けない事に罪悪感とか感じられるのも嫌。
墓参りきてもらったとて、もう死んだ身なのでお礼できないしって思っちゃう。

ロマンチックな事言っちゃうと、わしの遺灰は海にでもまいてほしい〜!!!!!

てか、骨ってなんかリサイクルできないの?
世はサスティナブルじゃん??

みんなはどんな死に方がしたい?

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