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いざ舞い上がれ

今日は少し趣を変えて。

さくら(独唱)
作詞 森山直太朗・御徒町凧
作曲 森山直太朗

今、少し遅れた今年の桜が満開を迎えている。あまり体調がよくない日が続いたので今年の花見は今一つ乗り気にならなかったのだが、今日、やはり桜を見に歩いてみた。

さくら、さくら。
温んだ風を纏う春の薄曇り。真白ではない薄い紅の花弁が、霞のように黒みを帯びた幹に枝に絡んで揺れる。
桜を歌った歌は多くあってそれぞれに趣のある良い曲が多いが、私はこの「さくら(独唱)」をどうしても歌いたくなる。彼はさくらの儚さと美しさの中で、別れを歌いながら前を未来を見詰めて告げる。

歩いていく道は分かたれてもまた何処かできっと会うために。
泣くな、笑おう。そして告げよう
今は「さらば」と—―――

なんという爽やかな惜別の歌だろう。

作品の引用は差し控えさせていただく。近年の作品でありここで引用するまでもないと思う。
春は変化の季節、別れと出会いの季節だ。
今年も桜の下で人々がそれぞれの旅を見つめている。



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