【行動経済学】あなたは仕掛けられている
行動経済学のナッジとスラッジ
プロスペクト理論
現状バイアス
互恵性
ヒューリスティックス
ナッジとは
人々の生活をよりよいものにするために誘導する行動経済学
スラッジとは
人々の行動を自分の私利私欲のために誘導、もしくは制限する行動経済学
■意識に訴える変容
例) ゴミを捨てないでという看板
■無意識に訴える変容
例) そもそもきれいにしておき、ゴミを捨てにくい環境にする
ゴミ箱をバスケットボールのリング風にしてみる
※既に知った上での違反者が多い場合、
どこがボトルネックなのかを探りナッジを再設定していく
ビジネスにおけるナッジは
AIDMAやAISCEASにおけるそれぞれの場面での施策でもある
それぞれの場面の施策にEASTの要素を用いる
Easy 簡単であるか、情報量は多すぎないか、手間がかからないか
例)Amazonはワンクリックのみで買える
Attractive 魅力的か、面白いか、人の注意を集めるか
例)ポスターのデザインや広告塔などのスキル
Social 社会規範や同調圧力
例)周りの住人の電気使用料と本人の電気使用料をグラフにして
通知すると、節電を促すナッジとして有効であった
Timely 意思決定、フィードバックをするのはベストのタイミングか
例 運転免許証更新時に事故映像視聴をさせ、
脳死状態での臓器提供マークをさせる。
レジ横の衝動買いのための施策
作為的ナッジによって選択が『操作』されていなくても
人は参照点を自ら作りバイアスを受ける
プロスペクト理論
『価値観数』と『確率加重関数』により
『満足度』や『確率』は正しく認識されず
人は『変化』によって意思決定をする
・確実性効果
100%の場合と、90%の場合の
期待値は合理的にはならない
・損失回避
同じ量の『得』と『損』の場合
『損』の方が心の動く幅は2〜3倍大きい
・フレーミング効果
損失回避をうまく表現する
例)『術後1ヶ月後の生存率は90%です』
『術後1ヶ月後の死亡率は10%です』
※意味は同じだが『損失をちらつかせると後者の選択は鈍る』
・現状維持バイアス
現状を変えた方が望ましい場合でも変更することを『損失』と感じ
現状の意地を好む傾向
・保有効果
物を所有する前と後で、
そのものに対する価値の見積もりを変えてしまう
現状バイアス
・今ダイエットをして将来の健康の価値より、
今目の前の食事を楽しむ価値の方が大きくなる『先延ばし行動』
※コミットメントにより防ぐ
締め切りを細かく設ける、罰則を設ける
互恵性と利他性
・返報性の法則
・相手の幸福度を高めることが自分の幸福度を高める『純粋な利他性』
その行為自体に幸福度が高まる『ウォームグロー』
ヒューリスティックス
・サンクコスト
既に支払って回収できないコストにより意思決定される
・意思力
肉体的、精神的に疲労があるときには合理的判断ができない
・選択過剰負荷と情報過剰負荷
意思決定における選択肢が多い場合、選択そのもの自体しなくなる
・メンタルアカウンティング
働いて手に入れたお金も、ギャンブルで手に入れたお金も『価値』は
同じであるにも関わらず、お金の価値が変わってしまうこと
・アンカリング効果
最初に与えられた数字を無意識に『参照点』としてしまう
・極端回避性
松竹梅だと極端を避け、平均的な選択をする
・同調効果
多数派の行動に合わせておけば安心、または
『参照点』を同僚や隣人に設定している
・プロジェクションバイアス
今現在の状況を将来に過度に投影してしまう
お腹が空いてると買い物量が無意識に増える
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