見出し画像

グリーフ〜3年半〜悲嘆反応

〜美容院でシャンプーの時
ふいに三浦春馬さんの話しをされた。。。

通い慣れた美容院で担当の彼女は私より一回り位年下の既婚子供有の女性だ。

いつも主婦目線的な時事ネタで、当たり障り無く会話する。
彼女も私もどちらかと言うとサッパリ系なので
割と自然体でも話しが合う。
まあでもどちらかと言うと、彼女のほうが色々な拘りは強いほうかなと思いながらその時間はそれなりにお喋りを楽しむことにしている。

私の場合、それほど他人の事や世の中の出来事に執着しないので、まあ流して聞ける範囲の話題が中心だ。

2020.3 に次男を亡くした頃は、それを知らない人との会話は、疲れた。

かと言って知らせる程の間柄ではないから
知らせる必要も無いわけで、
しかし
夫を見送った話しは彼女にはした。

何げない会話や私の日常の例えば、料理ひとつとっても、夫がいなくなり一人暮らしになったのに、
いちいち、辻褄が合わなくなるからだ。

でも
次男の事は誰にでも言う事はしない。
出来れば話したくない。
悲しいからだ。

そんな中、3年半経ち、徐々に人が子供の話しをしていても、当初よりは刺さらなくなってきている。

でも
昨日はちょっと違った。

いつものように、
芸能人ネタの話しになった時、何故だか彼女は
三浦春馬さんの死について話し始めた。

要約すると
"本人が自死をしようとしてあの結果になったかは、本当のところはわからないらしい。
例え自死だとしても、その理由や悩み心情は本人にしかわからないこと。"

と言うような事を言いたかったらしい。

が、
私にとって
三浦春馬さんの自死のニュースは、
次男の死のすぐ後だったので、すごくすごく
覚えていて、その話しを聞いただけで
あの時の気持ちが湧き上がって来ていた。

生きたくても、突然の事故で逝った次男。

人気絶頂で仕事にも恵まれていたけれど
自ら死を選んだ三浦春馬さん。

年齢も近い2人。

私はあのニュースを目にした時、

何故、
今ある命を辞めるのか?
決して生きて行くのに困るような境遇では無い環境にいながら何故!
それならば
その命を 次男にください。。
お願いします。

お願いします。。。

🥲

そう思ったのだった。

だから

シャンプーをしてもらいながら
目隠しペーパーの下の
私の瞳は
濡れていた。

3年半。

まだだ。

いや、、、
きっとずっと
一生悲しい。

単なる条件反射なのだ。

悲嘆反応。

目隠しされている時で良かった。

最近は

朝1番にしていた
お焼香も
朝食まで忘れることもあるくらいまで
日常に戻っている。

私の命は
この先
いったい
どこまであるのだろうか。。。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?