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先週の事ですが、「法然と極楽浄土」展に行ってきました。

 6月9日で終わってしまった展示会なので、記事にするのも申し訳ないのですが、先週に国立博物館の「法然と極楽浄土」展に行ってきました。
 久しぶりの上野公園散策です。
 緑が深く、公園口の銀杏も鬱蒼と茂り、国立博物館のユリノキも目いっぱい葉を茂らせていました。たくさんの精気を受け取れた気がしました。
 私は、最近は、大きな木に思い入れが強くなっています。

公園口の銀杏の木
いつもの通り。右は国立西洋美術館
国立博物館、本館。
逞しく枝を広げたユリノキ
すごい迫力です。
法然展は平成館です。
平成館です。

 国宝、重要文化財など、素晴らしい展示がいっぱいでした。
ただ、館内は1か所を除いて撮影禁止でしたから、写真をUPできませんが、一応、解説書の紹介をします。

パンフレット

【 鎌倉仏教の一大宗派・浄土宗の歴史を通覧する史上初の展覧会!

 令和6年(2024)に浄土宗開宗850年を迎えることを機に、法然による浄土宗開宗から徳川将軍家の帰依によって大きく発展を遂げるまでを、全国の浄土宗ゆかりの名宝の数々を中心にご紹介します。困難な時代に分け隔てなく万人の救済を目指した法然と門弟たちの生き方や、大切に守り伝えられてきた文化財にふれていただく貴重な機会です。

法然とは
 法然(1133~1212)は阿弥陀仏がすべての人々を救うためにたてた48の誓いのうち、念仏往生こそが重要であり、念仏により誰もが極楽往生できることを説いた名僧。浄土宗開祖。

浄土宗とは
 阿弥陀仏を本尊とし、名号「南無阿弥陀仏」を称えることにより、極楽往生することを求める宗派。総本山は京都・知恩院。     】

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 たくさんの国宝や重要文化財が集められていました。

国宝・・法然上人絵伝
国宝・・綴織(つづれおり)當麻曼荼羅
重要文化財・・選択本願念仏集
重要文化財・・當麻曼荼羅図
重要文化財・・阿弥陀三尊来迎図
重要文化財・・徳川家康坐像
五百羅漢図、日課念仏、六字名号、祐天上人坐像・・などなど。

 2メートルを超える仏涅槃群像は、写真OKだったのですけれど、
照明の関係で、うまく撮れなかったです。

 感想としては(私の実家は真言宗ですけれど)、

 万人救済を目指した法然上人と門弟たちの功績は大きいのだと思いました。法然上人は、経典をくまなく捜しまくって、念仏を称えれば救われるの一言を発見したと、録画映像で言っていました。

 75歳で島流しにも会っているということは、万民救済の確固たる思いに突き動かされ行動し続けていたということ。

 日本の隅々にまで仏教の教えが浸透し、たくさんの絵図などもあるし、極楽往生へのあこがれが、一人一人の心を明るく浄化していったのでしょう。

 真っ正直で明るい日本の国民性は、こういう教えによって養われてきたのに違いないと、私は、この展覧会を見て思いました。

 全体の雰囲気が分かるように、最後に、Xに載っていた「公式・法然展案内」写真を載せたいと思います。

※ 現在の日本は、今までのたくさんの人の不断の努力で出来上がっているのですね。


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