保育


私は、チャイルドマインダーと保育士の資格を持っている。

私が、こどもの頃、一生懸命に訴えても大人たちは私の言うことが理解できず、どうしてかと不思議で仕方なかった。

なぜ、そんなことをしたのか理由も聞かず、悪いのはこどもだと決めつけて、頭ごなしに怒ったり…。

だから、私は、そんな大人になりたくなくて、一念発起しチャイルドマインダーと保育士の資格を取った。

保育士の資格は、世間には認知されていないけど、かなりの難関だ。
ありとあらゆる知識が必要だ。

なのに、給料が安い。

これじゃあ、スキルの高い人たちが、保育園を辞めるのも無理もない。
だからと言って、給料を上げれば保育士が集まると言えば、そんな簡単な話しでもない。

まずは、古い体質。

今、国のアナログ化が問題になっているが、保育業界もかなりのアナログ。
全てが手書き。
なので、仕事量が多い。パソコンが使えない保育士が多い。

そして、職員間でのパワハラも結構ある。
「見て覚えろ」と言う風潮の保育園もある。
いつの時代なのかと笑えてくる。
大きな声を出して怒鳴ってきたり…。
私も何度か怒鳴られてことがある。

安い給料、仕事量の多さ、職員間のパワハラ、こんな劣悪な環境で、誰が仕事をしたいのかと思う。

そして、コロナ。
いつクラスターが発生してもおかしくない環境だ。
今の保育業界は、どんどん悪くなっている。

待機児童解消のため、次から次へと保育園が作られ、保育の質の低下も問題となっている。

でも、保育と言う仕事はこどもの発達に応じて、対応していき、こどもの可能性を伸ばしてあげられる魅力がある。
何よりも、こどもの笑顔に触れられることが、この仕事のかけがえのないものだと思う。

今、保育業界は厳しいがこどもの笑顔と命を守るため、こどもが健やかに育つように、より良い環境を作っていくことが、大人の私たちの役割だと思う。


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