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日常に「通報」を組み込もう

こんにちは、ウィルパワー(意思決定リソース)ハッカーのakiyanです。

突然ですが、皆様は「通報」をしたことはありますか?

ほとんどの方は、通報なんてしたことは無いと思います。事件や事故で当事者として警察に連絡したことはあっても、部外者として連絡したことがある人のほうが少ないでしょう。

通報と聞いて、おそらく、すぐに思いつくのは事件や事故への遭遇ですが、それこそ当事者がなんとかする場合が多く、むしろ放ってしまえたりします。

では、どんなときに部外者として通報するかというと「何か起きそうだけどまだ起きていない」状況です。

例えば道端を歩いているときなどに、酔っぱらった人が倒れていたり、障害物が転がっているなどの「心配になる人」や「不安なもの」を目にすることがあります。そういった、些細ではあるものの、ひょっとしたら人が死んだり大怪我したりしそうな「事件や事故に繋がりかねない状況」が通報のタイミングです。

そして、そういった状況を通報せずに自分たちで対処しようとしてしまうと、かなりのリスクを負うことになります。専門的な訓練を受けているならまだしも、素人が手を出していい状況は、限られています。特に幼い子供を連れていたりすると、守べき存在があるため、全く何もできないことが殆どでしょう。そういった時の対処法として、通報はかなり有効です。

通報先は基本的には警察です。また、110番以外にも、#9110 という「警察相談ダイヤル」があり、こちらもおすすめです。#9110 は緊急ではない通報の相談窓口です。

#9110 の存在を忘れた場合は普通に 110 番でよいです。110番はむやみにかける先ではありませんが、とにかく、日常の中に「通報」という選択肢を持つことをおすすめします。

もし通報せずに、状況を無視した場合、心配性な方などは後々「そういえば、あの人、大丈夫だったのかな」と気に病んでしまいます。あなたが原因でも無く、自分ではどうしようもなかったのに、です。

そういったことを未然に防ぐために、とりあえず通報しておくことで「自分にできることはやった」と納得することができます。

また実際、通報以外の手段は、自分や他人にかなりのリスクを伴うことが多いです。個人が手に負えない状況は、管理者に任せましょう。日本の警察は三権分立で独立した組織ですから、かなりの権限を持っており、あなたが思う以上に良い動きをしてくれます。

ちなみに警察に電話すると「事件ですか?事故ですか?」とかなりの勢いで聞かれますが、落ち着いてください。通報の場合は「どちらも起きていませんが、心配なことがあったので、通報しました」と答えましょう。1,2回目は緊張しますが、慣れるとどうってことはなくなります。

そして通報したあとはその場に留まる必要はありません。情報だけ伝えて去ればよいです。気になるならそのままいてもいいですし、好きにすればよいです。なお、当事者の場合はこの限りではありません。

最後に、私が過去に通報した事案をざっと紹介します。

 * 公園を散歩中、公園敷地内に不審なスーツケースが置かれていたので、警察に通報した。警察が来て中身を確認してくれて、内容はポスティングチラシの束だった。
* 一般道を走行中、歩道上に行き倒れている人がいたので、警察に通報した。(結果は知らない)
* 一般道を走行中、五差路の交差点のひとつの出口が渋滞で、交差点内に車両が何台も止まったままになっていたので、交通整理したほうがいいと思い、警察に通報した。(結果は知らない)
* 一般道を走行中、中央分離帯でボランティア清掃をしている人たちの脇を通る際に、周りを見ずに道路上にはみ出して写真の撮り合いをしていて危険だったので、警察に通報した。(結果は知らない)
* 一般道を走行中、道路上に大きなゴミ袋が落ちており、ぶつかって散らばったら最悪視界不良で大事故に繋がることを想像したので、警察に通報した。(結果は知らない)
* 高速道路を走行中、正面の狭い路肩に停車車両があり、慌てて避けた。三角表示板も発煙筒も無く、危険だと思い、警察に通報した。(結果は知らない)
* 自宅マンションで寝ていたら、隣の建物から数分おきに非常ベルが鳴っては止んでいて寝られなくなったので、警察に通報した。来てくれて、止めてくれたっぽかった。
* コンビニの駐車場で休憩してたら、目の前で車同士の交通事故が発生した。救急車を呼び、警察を呼んだ。その場にとどまり、第三者として情報提供をした。唯一の他者同士の「事故」ですね。

また、マンションや企業運営の公共空間などの私有地の場合は、通報先は警察ではなく「管理会社」が窓口です。でも本当に緊急な場合はいきなり警察に連絡してもよいと思います。

日常に通報を組み込むことで、公共空間の不安要素によるウィルパワー消費が節約ができます。困ったときは思い出してみてください。


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