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伝記集の目次を眺めてショックを受ける

さいきん、スーパーのレジの近くの、並んでるときに目が行きやすい場所にアンネ・フランクの日記や女性の偉人だけの塗り絵がありまして、数日間眺めた末にアンネの日記を買ってしまいました。

なつかしい。スーパーで見つけるとは。


先日、三女が「春日局」ってなーにと聞くので、それならうちに「日本の歴史 人物事典」があるぞと引っ張り出してきたところ、なんと、載っていなかった!300人くらいの名前が載ってるのに。

登場する女性は、卑弥呼、樋口一葉など数えるほど。全員名前が言えそうな少なさ。


このシリーズは私が小学生の頃から読んでいて、役に立つと思って日本から数冊持ってきた。
でも改めて索引を見てみると、男性の名前ばかり。
ページを開いても男性の顔ばかり。意識して見るとすごい違和感。

なんと男性284人(うち6人は外国人)に対して、女性13人だったのでした。

30年前の本だもんね。

というわけで最近の本、小学四年生向けの「10分で読める伝記」の目次を見てみると。

12人中女性2人。割合的には増えたと言えるのか?
こちらには春日局が入ってます。

でもなあ、マリー・アントワネットと春日局て、それ以外の偉人と、明らかに役割が違う気がする。

自らを犠牲にして将軍を支えた乳母と、国庫を散財で潰して処刑された王妃。。うーむ。考えすぎ?


去年アルゼンチンへ来て女性だけの伝記集を見つけたとき、最初はわざわざ女性だけでくくって集めるなんて変だなと少し思ったんだけど、そういうふうに意識して本を作らなければ埋もれてしまう人がたくさんいるんだと思う。

ひとりひとりの功績が偉大過ぎて、埋もれるというより、隠されていたと言ったほうがいいかも。

その上、出身の国や地域、時代や世代も多岐に渡る。
恥ずかしながら田部井淳子さんのこともその本で初めて詳しく知った。


私は男性だらけの人物事典を読んで育って、女子だから卑弥呼のようにならなければと占いを勉強したこともないし、女子だから天下統一できないと諦めたことはないけど、できたら子どもには出身の場所や性別で偏っていない色んな人達のことを知ってほしいとおもう。

なんて考えていたら、
3年生の三女の授業でも「今日はなぜ女性の日なのか」
というテーマで話し合いをしていました。

「女性が生まれたから!」「なぜ男性の日はないんだ!」などの意見が出てから、ビデオを見て、大切だと思うことをノートに書くという内容でした。

スペイン語や英語では、国際女性の日についての子ども向けの動画がたくさんありました。残念ながら日本語ではあまり見つからなかった。

さて、娘はなんて書くんだろう。意味わかるかなー。

好きなことを書いて好きな写真をあげているだけですが、サポートしてくれたら張り切っちゃいます。