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「THE GOHST」初見ネタバレ感想

ナーガルジュナ・アッキネーニ主演「THE GOHST」、やっと見られました。

ブラフマーストラでナグ様ことナーガルジュナ氏のファンになったので、その時点での主演最新作がこれでして、ティザーでは刀を使ったアクションシーンもあったので、めちゃくちゃ見たかったんですよね。あと、2022年10月5日公開というのもなんか縁を(勝手に)感じたので。(※自分の誕生日が公開日)

で、結論からいうと「うわぁ……ヴィクラム容赦ないな」でした。

ナグ様演じるヴィクラム。
幼い頃に親を殺され、自分も殺されそうになるところをナイドゥ大佐に命を救われ、そのまま引き取られることに。ナイドゥ大佐の娘アヌときょうだい同然に育つ。
ヴィクラムは親を殺され、自分も殺されそうになる瞬間を何度もフラッシュバックしてしまうほどのトラウマを持って、苦しみながら成長。
大人になったアヌとヴィクラムだが、大佐とアヌの仲に亀裂が生じ、アヌは家を出て行ってしまう。娘が出ていった後の大佐は弱ってしまい、今際の際にヴィクラムにアヌのことを頼むと遺して亡くなる。

ヴィクラムはインターポールの捜査中に、誘拐犯との攻防戦において、人質だった少年の命を救えず、子供時代からのトラウマと重ねて苦しむはめに。仕事上での相棒であり恋人のプリヤと別れ、彼は裏社会を一掃すべく殺戮を繰り返し、ギャング達からゴーストと恐れられる存在となった。

インターポール退職後、フリーのエージェントとして請負業をしていたヴィクラムは、ある日アヌから連絡を受け、久々に再開。彼女が身の危険を感じており、娘のアディティヤーを護衛して欲しいと依頼する。

まぁこのアディティヤーが、判り易くくらいに当初は反抗的な女子高生なんですわ。過保護な?母親に反発して、ボディガードを拒否する。ヴィクラムは、アヌとの関係をあえて話さず、雇われたボディーガードとして彼女に接する。遊びたい盛りの彼女は、彼を出し抜き夜遊びにいくが、母親を狙う敵に連れ去られることに。しかし間一髪でヴィクラムに助けだされたことで、大人しい普通の少女に落ち着く……といった具合。

このアヌさん、おそらく結婚相手が凄い財閥らしく(その夫が出てこないで、彼女が会社を取り仕切っている辺り、夫はもうなくなっているっぽい)、義理の弟ともうまくいっておらず、狙われていた。
ある日、アヌが出張中、屋敷に爆弾をしかけられ、ヴィクラムとアディティヤーはあやうく巻き込まれるところだったがうまく敵の目をごまかし山道を逃げのびていた。しかし途中の峠の茶屋みたいなところで、アヌがのった車が爆破された報道を知る。
大佐に頼まれたにもかかわらずアヌを守れなかったヴィクラム。母親を失ったアディティヤー。しかし敵に見つかり、再び逃げる羽目に。そんな二人を救ったのが、プリヤだった。
プリヤの情報で、爆弾を仕掛けたのがスコーピオンという男であることを知るヴィクラム。今度はこちらから反撃を仕掛ける。
一方、アヌとアディティヤーが死んだと報道され、義理の弟が会社の実権を握る。二人を狙いスコーピオンを雇った犯人の最有力候補だったが、彼のスマホをハッキングしたところ、彼は薬漬けの見掛け倒しで、実は彼のいつもそばに居るハリシュと、ライバル財閥のトップが手を組み、義弟をあやつってどうにか会社の合併を画策していることを突き止める。そのハリシュがスコーピオンに金で、アヌと娘のアディティヤーの抹殺を依頼していた。ヴィクラムは、アヌの権利をゆずりうけたアディティヤーの生存を知らせることで、財閥同士の合併を阻止する。
一方スコーピオンの父親は、かつてゴーストと恐れられたヴィクラムのことを知っており、彼を敵に回してはいけないと、息子にこの件からは手を引くように伝える。
なんやかんやで合併を画策していた財閥のトップをヴィクラムはあっさり抹殺するし、スコーピオンをプリヤ一人に相手させて、苦戦しながらもプリヤはスコーピオンに勝ち、痛めつけている様子を父親に知らせることで王手をかけるんだけど……。
スコーピオンの父、息子の命はやはり大事なのでヴィクラムが指定する場所にかけつけて、息子を助けてくれと懇願。そして実はアヌは切り札として生かしてあると言い、彼女を部下に連れてこさせていた。
アヌを無事返すから、息子を……と言う彼に、ヴィクラムは足元の布切れを足で蹴って彼の方へ。布の中からスコーピオンの生首が……。
うわぁヴィクラム、容赦ない。さすがにこれは父が可哀想。
事故にあったアヌを殺さないよう連絡入れて手を回したり、息子を止めようと結構頑張ったのに。
あとプリヤとヴィクラム二人だけで敵に挑むの、割と無謀。プリヤ、今の勤務先の仲間とかに手伝い依頼できないの?それともこれは私的な復讐への手助けだから?
これはさすがに、スコーピオンの父が可哀想すぎた。
無双すぎて、敵が可哀想になった。
あと、この殺しまくる姿、車椅子で連れてこられたアヌがずっと見ているんだけど、うわぁって。流石に殺し過ぎだよ。いやあの悪党なんだけど。息子を助けたい父親でもあるんだよね。
終盤、退院したアヌは財閥のおそらく株主の前?で、義弟と共に事業を継続します的なことを多分いったんだと思う。義弟、ヤク漬けだけは治しなよ。
最後、プリヤと謎のヘリコプターもどきに乗っているヴィクラムに、アディティーが無線?で会話している様子でエンディング。

実はこのプロモを見てから、この映画ずっと見たいって思っていました。

でもこのプロモに出てくる、刀鍛冶なシーン、全然なかったよ。これ未使用シーンってことだね。
あと何でインターポールの人間が、こんな日本刀持っているのか、その辺りも全然わからなかった。これ何、犯罪捜査中の押収物がめたの?それとも復讐のために、世界中の武器をしこたま用意していたの?

あと↓のシーンだけ見て、主人公別れた奥さんと子供がいるのかと勘違いしていた。ヴィクラム、仕事柄結婚はしない主義か?

https://www.youtube.com/watch?v=7ePxlGxDqe8


この曲見かけてからずっと好きなんですが、まさか本編はじまってすぐにこの曲。序盤だけだったんだな、プリヤと恋人っぽいシーン。あとはずっと二人とも血生臭いシーンばかり。

トラウマのせいか判らないけれど、彼がすぐ相手に怒ったり、ならずものを過剰攻撃するシーンとか。正義感が強いってことなのか、よく判らないけれど、そういう性格を踏まえた上での、人質を救えなかった件が引き金になって、殺戮繰り返すゴースト化。

ちょっと期待していた方向とは違っていたな。
刀アクションとガンアクションは堪能したけれど。
主人公がここまで容赦ないタイプだったとは。
でもそういやスター映画って割と容赦ないか、そうだな。

ずっと見たかった映画の鑑賞が一つ叶ったので、
やはり最新作の「Naa Saami Ranga」が見たい。これこそ、日本語字幕で見たい。うっかりネタバレ踏んだけれど、多分、このゴーストよりも好きな脚本だと思っている。
あとやはりスーツ姿のアクションより、ドーティまくって刃物振り回すナグ様が見たいんだよ。