第238回: 「ALTAのテキストをつくろう」1 前口上
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≡ はじめに
前回は箸休め回として、「ゴールデンサークル理論」を使って「新連載」(この連載)の宣伝をしました。ゴールデンサークル理論とは「商品の機能説明から始めずに、Why→How→Whatの順にプレゼンをすると心に響く」というものでした。
今回から「ALTAのテキストをつくろう」が始まります。今回はテキストのつくり方など、これからの進め方と前口上を書いたのでその部分となります。
≡ 全体の進め方
まず、テキストのフォーマットはこれまでの『ASTERセミナー標準テキスト』を踏襲することにしました。背景とかレイアウトに凝ってしまうと、勉強会など、コピペで引用するときにかえってやりにくいからです。
ただし、これまでの4:3のパワポ標準サイズから、16:9のワイド画面に変更しました。
スライドのサイズ変更ですが、パワポの操作では、デザインメニューのリボンのなかにあるスライドのサイズから選択します。
ところで、スライドのサイズを4:3のパワポ標準とするか、16:9のワイド画面にするかは悩みどころです。
今回、16:9を選んだのは「自宅でZoomで使用する機会が増えていて、かつ、ワイド画面を持つノートパソコンの使用者が多いのだから、それに合わせよう」ということです。
一方で、ワイド画面は、古いプロジェクターや一部のタブレットを使用していると端が欠けることがある、4:3の方が引き締まったスライドになる、4:3でつくったものを16:9に直すのは簡単だけど、逆は修正が必要等々のデメリットがあるという話を聞いたことがあります。
しかし、個人的にはそんな人に会ったことがないですし、自分自身、最近は16:9でつくることが多いのですが、そのことでクレームが来たことがないので、“もういいだろう”ということで変更しました。
≡ 「表紙」と「当セミナーの特徴」
「表紙」は今回のキャッチイメージにしたので、気になる方はみていただくとして、基本的には、タイトルだけ「ソフトウェアテスト(ALTA)セミナー」に変えて、あとは従来のテキストを踏襲しました。タイトルは案外大切なので、あとで変えるかもしれません。
「当セミナーの特徴」は書きなおしました。
このスライドで伝えたいことは、「1. テストの基礎教育用のテキストは別にある」、「2. このテキストはALTA用」、「3. わからない用語があったらISTQBの用語集で検索してほしい」の3点です。
ISTQBの用語集は、スライドに書いた「日本語検索用のURL」をブックマークしておくと便利です。
なお、今年公開された『ISTQB GLOSSARYユーザーマニュアル』を読むと、用語集をPDFにする方法などが分かりやすく載っています。
≡ 「テストアナリストとは」
JSTQBのアドバンスレベルには、「テストマネージャ(ALTM)」と「テストアナリスト(ALTA)」と「テクニカルテストアナリスト(ALTTA)」の3種があることの説明です。
ALTMはテストマネージャなので、テストリーダーや管理者を想像して、「ああいう人の資格認定」とだいたい予想できますが、ALTAとALTTAの違いについては、ALTTAの資格認定試験が日本では未実施のこともありますので、なんとなくの理解で済ましている人が多いような気がしています。
ALTAとALTTAの違いについて、実は、私もよくわかっていませんでした。
以前、湯本さんから「TAはブラックテストを高度なレベルでテスト設計できる技術、TTAはホワイトボックステストと開発技術を理解した上でテストをつくることができる技術を持っていることを認定する」と聞き、はじめて「そうだったのかー」と分かりました。
今回のブログを書くにあたり、用語集とシラバス(日本語のみ)をざっと見たつもりなのですが、これといった明確な定義が見つからず、スライドでは、ALTTAのシラバスの初めのほうに書いてあったものを使いました。
ご存じの方は、「ここに書いてあるよ」とこのnoteのコメントやTwitterで@akiyama924にメンション付けて教えてください。
≡ おわりに
今回は、本文に入る前に終わってしまいました。
以下に今回までのテキストを置きます。
3ページまでです。いままでのテキストに編集を加えてつくっているので、4ページ以降はいままでのテキストのままです。超リアル進行ということにしておきます。
毎回、1,2ページ増えていく感じにしたいと思っています。もちろん、みなさんがつくってくださったらそれを使います。
パワポのノートは、1回遅れで、このnoteの記載をコピペしてつくります。
上記ファイルのバージョン名「X.Y.Z」のXは公式バージョン(現在は作成途中なので0)、Yは作成中のシラバスの章(次回は1になるはず)、Zは改変したら1増やすのルールです。
次回は、「1.1 イントロダクション」と「1.2 ソフトウェア開発ライフサイクルにおけるテスト」を書きたいと思います。
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