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16. 組合せテストツール


アドカレ16日目は「組合せテストツール」。

FL表に書き出した因子と水準を直交表に、割り付けると、いい感じに組合せが網羅されたバランスが取れたテストマトリクスが完成する。

ただし、キャッチイメージにある、服のコーディネート程度だって組合せ爆発が起こる。ましてやソフトウェアテストの組み合わせは増えがち。だからツールを使って楽をする。

直交表については、こちらに置いてあるOA.xlsファイルによく使うやつが全て入っている。

でも、手作業で禁則処理をするのは面倒なので、GIHOZを使うのが1番お手軽だと思う。3因子間の網羅性について直交表派からなんか言われたら3因子間網羅率100%で生成したらいい。

GIHOZよりもガッツリやりたい人はPictMasterが良いと思う。この辺の記事を読んで頑張って。

事例とツールで学ぶHAYST法』という本には、私のチームで20年くらい前(といってもエンハンスは2015年くらいまで続いてた)につくったツール(Windowsアプリ)を、出版社からダウンロードするURLがついている。インストールすると、試用版で動くが、作ったものをセーブ出来ないので実務には適さない。
仮に気に入ったとしても、もう販売は終了しているからたぶん買えない。

そう言えば、昔、尾鷲さんと安部田さんが自作してたなー。禁則を完璧に作らないなら割と簡単だと思うので自分でつくるのもよき。

組み合わせテストツールを使うときには、たいていのツールは禁則処理がバグって必要な組合せが出てこないので注意する。けど、それが原因で、大事故になった話は聞いたことがないので神経質になる必要はないが、2因子間の水準組合せで網羅していないものを見つけるツールを自作しておくと安心ができる。

組み合わせテストツールのバグは、「三因子間以上の組合せで発生する禁則処理」と、「原因結果グラフのMASK制約がある箇所」にあることが多い。

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