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リバースモーゲージと空き家問題

最近地方に住んでいても「リバースモーゲージ」という言葉を耳にすることが増えてきました。

リバースモーゲージとは、主にシニア世代向けの商品で、自宅を担保に金融機関から資金を借り入れ、死亡時に持ち家を売却して一括返済する、という事です。細かくは金融機関の商品によって条件や融資方法、返済方法が異なりますが・・。

前提条件として、その家に住み続けること同居人がいないことがあります。

また、実家などが空き家になってしまう理由としては、

・両親が高齢になり施設などへ入所する
・建物の老朽化により「売る」「貸す」ことができない
・解体すると固定資産税が高くなる、接道などの問題から再建築ができない

ということが挙げられます。

建設業をしていく中で、高齢世帯のお家で屋根や水回りなどの不具合が出たときに、金銭的な問題(子供たちも帰ってくる予定が無い)等で修理などを先送りにしてしまうことがあります。

災害などで破損した場合には保険等での修理も可能ですが、経年劣化などの場合は自費での修理になります。

ちゃんとした修理などを先送りにしたまま空き家になってしまうと、劣化が早く、いざ売ったり、貸したりしようとしたときに大きな金額が掛かってしまいます。

そんな時、リバースモーゲージであれば、住み慣れた家に住み続けながらリフォーム資金を調達することが可能です。
また、リフォームをしたうえで誰かに家を貸して賃料収入を得ることも可能です。

リフォームをすることにより問題を解決しその家に住み続けることは、空き家問題の根本的対策になります。

最近では、自治体と連携しているものや、契約内容にいろんなタイプの商品が出ているので、気になる方は金融機関に相談したり、家族と話し合ったりしていただければと思います。


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