髪の毛

虚無感とかそんな話で思い出した。
髪の毛。

私の髪の毛は黒くて太くてかたい。ふわぁ〜んて感じではなくドシーン!って感じだ。おかげさまで乾かすのをサボって寝てもある程度髪のツヤが保たれるところはありがたい。いつもありがとう、私の髪の毛。

さて、私の髪の毛と虚無感がどう関わるかというと、、、、

実は、私は中学生〜高1?くらいまで髪の毛を抜く癖があったのだ。

あまりにも当然のことのように抜いていたので、母から指摘されるまで気づかなかった。抜毛症というものも実際あるらしい。(私が本当に、抜毛症だったかというのは、確かめていない。)

例えば、宿題やってて分からないとぷちっ。人間関係でイライラすることがあるとぷちっ。自分から物理的にモヤモヤを取り出すかのようにぷちっと、毎日抜いていた。1日5本くらい。特に髪を抜いていた全盛期は中学時代だった。我ながら無理して生きていたと思う。それは中学の時にもう分かったようでいて、それでいて心に蓋をして過ごしていた。それに気づいたのは高校に入ってからだった。中学生の頃はそれはもうぷちぷちと抜いていた。抜毛症について調べていたら、髪を抜くというのは一種の自傷行為なのだという。多分その頃から黒い気持ちがあったのだと思う。髪の毛を抜くことでどうにか心を保っていたんだと思う。頑張ってたなあ、私。

母に、髪を抜いてたことを知られてから鏡をみると抜いてたゾーンのところが少し頭皮が見えているような気がして、初めて自分のやってたことに驚いた。続けてたらとんでもないことになるなと思った。

それで、今は抜いていない。たまに抜きたくなるけど、他のことでストレスを軽減するようにしている。体をいたわりたい。

#虚無感 #エッセイ

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