見出し画像

子どもが育つ日記 入院/転院/退院

2020年1月24日(金)

朝から産院へ。仕事は休む。
妻と赤子は産院で一泊。朝、検査した後、助産院に転院した。

妻は妊娠中から、ひとりめで利用した産婦人科医院ではなく、電車移動など含めて1時間ほどかかる助産院に通っており、助産師さんとお産や母乳の相談をしながら準備を進めていた。
ひとりめの時は、産後に体調がなかなか回復せず、母乳もほとんど出ず、かなり苦しんだためである。

特に母乳信仰があるわけではないし、現に長男はミルクで元気に育ったが、身体は動かず、母乳は出ず、どうしたらよいかわからない、という状況は、妻にとってかなりつらかっただろうと思う。
正直、私もつらかった。
今回は助産師さんが親身に相談に乗ってくれ、身体をしっかり作ってきたことで、落ち着いた気持ちで出産を迎えられたみたいだった。
ホントに効果が出てくるかどうかがわかるのは、このあとだけど。

そして、出産については、「オープンシステム出産」として、近くの大きな産院の部屋を借りて行った(大事に備えて、設備・人が充実している場所でお産、ということ)。
このため、出産直後に産院から助産院へと移動することになったのである。

この辺りは人それぞれ色々なやり方があり、調べてみたらとても面白かった。
こういう相談ができる場所って、意外と必要とされてるんじゃないかなと思った次第。

助産院は普通の一軒家の中にあり、あたたかい部屋、ふかふかの布団、とても良い環境だった。
ヒーリング系の音楽CDが音飛びでループしていたけど、ミニマルミュージックとして心地よく聴けるくらいの癒し空間であった。

祖父母、長男などが訪れてひとしきり喜びあった後、安静のために退去。
長男は祖父母宅にもう一泊したい、とのことで、再び預けることにする。
翌日の夜には、助産院からも退院とのことで、自宅の受け入れ環境を早急に整える必要があった。
帰宅後、受け入れ準備。

2日連続で夜ひとりですごすのは何年振りだろうかと思いつつ、今日だけ、布団を寝室からリビングに移動。
ごろごろしながら、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』を最終章までまとめて観た。
まったく新しいものを観る気力はなく、かといってこの後、こういった時間は(それこそ数年単位で)無くなるので、前から少し観ていたのをこの際、という感じ。

実写版パトレイバー、けっこうテレビアニメ版のアレンジが多かった。
あのシーンを実写で! という(ちょっとイヤな)楽しみかたをしてしまった自分がいた。
とはいえ、パトレイバーが実写で出撃し、動く(ちょっとだけだけど)というのが単純にかっこよかったのと、川井憲次の音楽が素晴らしかったので満足。
しかし、リアルタイムで映画館に足を運び続けてまで楽しめたかというと、自信はない。
これ、一章ごとに一回分の映画扱いだったんだよな…。
観ながら寝た。

2020年1月25日(土)

夜には妻が赤子を連れて帰ってくるので、終日、準備。
図書館の本を返したり、ついでにリサイクル本を救出したりした。
その後、長男を迎えに行き、夕食を食べたところで、助産師さんの車で妻帰宅。

長男はやはり興奮していた。
授乳中の赤子をなでたり、話しかけたり。
だっこもしたいと言ってきたが、せめて首がすわるまでは…とさすがに止める。
風呂に入り、早めに就寝。

そして、長い夜が始まった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?