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子どもが育つ日記 電子レンジはありません

2020年2月7日(金)

出産から二週間ちょっと。
妻は少しずつ体調が戻ってきており、夜起きていて何やら書きものをしたりしていた。
こういう時こそ、無理をしすぎてしまってバランスを崩してしまいがちなので、気をつけなければならない。
基本的にがんばりすぎてしまう人なのである。私はがんばらなさすぎなので、見習ってほしい(見習いたい)。

この日は妻が赤子の睡眠コントロールに苦労していて、なかなかいつもの時間に寝かしつけができていなかった。
こうなると、ストレスがたまって体調が受け止めきれなくなってしまう。
三歩進んで二歩下がる、くらいでのんびりやっていく必要がある。

ところで、わが家には電子レンジが無い。
ある日の夜、妻がうわごとのように、「すてきな暮らし…すてきな暮らし」とつぶやいていたかと思うと、翌朝には電子レンジが台所からなくなっており、代わりに、せいろがいくつか置いてあった。
というわけで、アルミ鍋と組み合わせて、蒸しあたためる、というやり方をここ数年続けており、私もそうしている(せざるを得ない)。

いざそうした環境に身をおいてみると、それほど大変という感じもなく、意外とやってやれないことはなかった。
料理を普通にすることを前提とするならば、他のものを作っている間にあたためられるし、何より味がぜんぜん違うのである。
(安い電子レンジを使ってただけじゃないかという気もするが)

わが家の「すてきな暮らしトラップ」はもう少し続く、かもしれない。

この日は帰りに本屋に寄って、文芸誌を買ってきた。
『新潮』『すばる』
文芸誌は半年ほど前から読むようにしているが、毎月すべて買うのではなく、最大で2誌ほどにしている。読みきれないため。
毎月、新聞広告に4誌(文學界、新潮、群像、すばる)が並ぶので、毎月買うものを選ぶ。
だいたい、若手(芥川賞などにノミネートされるような人)の小説が一番に載っていると選ぶことが多い。最終的にはフィーリング。
今回は、新潮が高山羽根子、すばるが宮内悠介だったので選んだ。
1月が忙しくて読み終わってないので、早めに取り戻していきたい。


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