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子どもが育つ日記 妻の外出

2020年2月15日(土)

妻が退院以来、初めて外出した。実に3週間ぶり。

この日は長男を祖父母宅に預け、私は床屋へ。床屋に行くといつも、どうして私はこんなに雑談がヘタなんだろうとヘコむのだが、今回は眠気でそれどころではなく、ぐるんぐるんと意識がとんでしまった。
帰りにブックオフで本を3冊ほど調達する。楽天 Pay で支払えるようになってから、ほぼポイント(と無料クーポン)で買っている。そこそこよさげな本だったので、読み終わったらちゃんとした(?)古書店に持っていこうと思う。

家へ帰ってバトンタッチで赤子を受け取り、妻が外出。
そういえば、この子をひとりで見るのは初めてだなーと思いつつ、だっこしつつ赤子を見ていたら、ボーっといつの間にか1時間ちかく経っていた。赤子は見ていて飽きない。
何もしなければこんな感じでいいんだけどな、現実的には色々やらなければならないことがあるのだよ(家事とか家事とか)。
妻は、近所で買い物するなどして、小一時間あまり外に出て少し気分転換ができたようだった。長男の幼稚園行事も出てくるので、徐々に出かける時間を増やしていこう。

家にいるあいだ、Bill Wells の「夢」シリーズ(Summer / Autumn / Winter Dreams の3枚)をスピーカーで聴いていた。先日、7 e.p. でセールをやっていたのでまとめ買いしたもの。デジタルリリースは無し(今後も無い予定)。

ビル・ウェルズはグラスゴー出身のジャズミュージシャンで、日本とつながりが深い人らしく、日本人ともよくコラボしている。音楽性はジャズに限らず、インディロックやフォークのような(まさにグラスゴーのような)雰囲気があって、特定のジャンル定義はしづらいが、全体的に穏やかでほのぼのした曲調である一方、サウンドはけっこう緻密でタイトに作り込んでいる印象もあり、つまり、いわゆる、聴けば聴くほどハマる音楽といえる。

「夢」シリーズは1曲1分程度の小品が10曲程度入っているというアルバムで、15分くらいで終わってしまう手軽さとリピートが止まらない心地よさで、かなり良かった。
最初は収録時間の短さに面食らったが、気がついたら4~5回は軽くリピートしており、そういう意味では普通のアルバム1枚と変わらない(どころか自然と聴きこめてしまう)のだった。

ふだん、いつでもどこでもイヤホンで音楽を聴いている私にとって、音を外に出すのはとても珍しい聴き方で、それくらい皆が(子どもが)聴いても大丈夫だろうと思った音楽だということ。いつもそんなに不純な音楽を聴いてるのか、とお思いかもしれないが、その通りである。子どもに自分の嗜好は押し付けたくない。

ともかく、彼の作品を中心に、関連ミュージシャンを掘っていくことになるかもしれない。ジャズでこれやると止まらなくなるが…(うれしい悲鳴をあげてくれ)。


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