折り返しには来ましたよ、
詩の解説のような。
夏休みでも一か月なのに、
二か月分もサボるなんて、
ふてぶてしい私です。
それでは、どうぞ。
あった、ことに固執する詩。
もういいと言った口を塞いで、
飛び散った花弁を搔き集める。
それが乾いていくのを、
誰も止めることはできないのならば、
それはもう、
覆らない一生の出来事なのでしょう。
木として生きたら味わった勤勉さを、描けたらと。
あなたの分、私が凹むことを選びます。
口の中のあなたを唾液でやわらかにして、
すべて溶かしてやわらかに、
味わうはずだったのに。
そして誰にも言い訳せずにいられるように、
するつもりだったのよ、
という詩。
生きようとしてみれば、
生きさせようとするものです。
青という色の物語を書き詰めてみたかった詩。
選ぶことも出来ない。その時にも、何かは選ばされている。
世界に。
赤ん坊の肌の色のはなしです。
何処の国の肌も、生きる肌の色です。
あなたが私を傷つけることは何もない。
私が一人傷ついてきただけだ。
それでも、それもあなたがくれたものと思い込みたい幼さを、
悍ましく、それでも手放せない、という詩。
以上、詩の解説のようなものでした。