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『ふたりはだいたいこんなかんじ』感想

私は本屋さんに行くと散財してしまいます。
なのでお金に余裕がなくなるとアマゾンさんに頼り切ります。
アマゾンさんは漫画の新刊が出ると教えてくれる機能があるので、
ほんとうにありがたいです。(回し者ではありません)笑

昨日、メールに『お客様、この本買ってませんよ~』というお知らせが入り、なになにと開くと、『ふたりはだいたいこんなかんじ』の四巻が出たよ、というお知らせだでした。
それは買わねば!とぽちりしました。

『ふたりはだいたいこんなかんじ』の作者は、いけだたかしさん。
内容は、32歳のシナリオライター、佐久間エリーと、
22歳駆け出し声優の犬塚わこ、こと“わんこ”の、
「先輩と後輩のルームシェア」のふりをした同棲中の恋人同士の
おはなし。です。

学生さん同士のもどかしいようなお話も好きですが、
この二人のように、お互い目指しているものがあって、
そのうえで惹かれ合い、尊重しあっていきながら、らぶらぶな感じが
とっても読んでいて心地よかったです。

同性を好きになったひとたちのお話だと、家族との問題もシリアスなひとが多いものですが、この二人のところはけっこうおだやかに認められています。わんこちゃんのお母さんは、推しのアイドルのライブが当たったついでに二人に会いに来てくれたり。

大きな仕事がしてみたいエリーさんと、売れっ子になって家賃などをきちんといれたいわんこちゃん。ふたりの頑張り方が自立しながらも助け合えていていて、私も頑張りたいな、と思わせてくれます。

あと、エリーさんの仕事仲間の中さんがすごくいいキャラで、
私は彼女が一番好きです。


そんな『ふたりはだいたいこんなかんじ』が、
まさかの最終巻だったことは、読み終わって気づきました。
なんだかちょっと早足、駆け足じゃない??
とラストあたりを読んでいて感じ、
あれ、これもしかしなくても最終巻なんじゃ?!
と裏表紙をみたら、書いていました。
ちょっとしょっくです。
面白い漫画だったのに。
もっと中さんのことを読みたかったし、
四巻で登場した隣の部屋の男の子のことも、もっと二人と関わっていくのかと思ってたので、まさかここで終わりなんて。
もっと読みたかったです、、、でも、最後まで面白かったです。
エリーさんのおじいさんと、家政婦として参加している彼女の関係とかさらっと描かれていたけれど、いろいろ想像できる関係で好きです。
家政婦さんがすごい性格で、ちょっと中さんと似てるのでは。

次の先生の作品がどんなものかはわかりませんが、
あ、面白そう!と手にしたものがまた同じ作者さんだと嬉しいなと思います。

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