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『恋と病熱』 磯谷友紀

今日のアメブロに紹介した漫画。

『本屋の森のあかり』を描かれた漫画家さん。

一巻完結!

兄弟、姉妹という存在が忌むべき存在になっている近未来。

ある日母親から
「あなたには兄がいて、
同じ学校にかよっているの」
と告白されます。

兄弟、姉妹の存在のなかでも、
あとに生まれた子の方がより軽蔑されてしまう世の中で、
一話の主人公のクロエはショックを受けます。

兄がいるなんてばれたら、
平穏な学校生活が壊れてしまう!
無視しよう!
そう決意するのに、
何故か兄はクロエに接触しようとやってくる。

それを手痛く拒絶するのに、
辛そうな顔をしながらもまた会いにやってくる兄に、
いつの間にかクロエの中に
嫌悪感以外のものが生まれ始めていて、、、

というようなお話が、
主人公を変えて、6つ+1(おまけの後日談)入っています。

同じ学校に通っていたり、
地域は同じだったり、
そうやって重なるような、重ならないような感じで
物語りはゆったりとした楕円を描くように
(でも、微妙に円を閉じずに)
収束します。

すてきな映画を一本見たような余韻がある一冊です。


アメブロで、もうすこし詳しく書いてます!


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