書いて、読みあう会に参加してきました、というnote
先月のことになります。
私は去年の秋ごろからブックカフェで開催されている『ブックトーク』というイベントに参加しています。
その様子は過去のnoteに書いています。
このイベントは毎月の第二土曜日に開催されています。
私は仕事の休み希望にこの日だけ入れている状態です笑
さて、二月は、このブックトークの日にもう一つ、出かけていきました。
先月のブックトークでお話をした方が誘ってくださったのですが、
テーマを決めて、
それぞれで800文字くらい書いてきた文章を発表していき、
みんなで意見を言いあうという『文芸会』に参加してきました。
本を好きな人に会うことは、なかなか稀です。
(私のまわりが極端に本を読む人が少ないのかもしれませんが、、、)
文章を書く人は、さらにさらに稀です。
なので、今まで私はリアルでは文章で創作をされている知り合いは殆どいませんでした。
なので、ブックトークでこの『文芸会』の話をされているのを聞いて、
“それは是非行ってみたい!”と思ったのでした。
テーマは、紹介してくださったカイさんから、前もって教えていただきました。
今回のテーマは「料理」。
ちなみに私の書いた文章はこんなのです。
「私にとっての美味しい料理」
というエッセイ?を書きました。
肉、魚、卵をほぼ食べない私にとっての料理ってこんなのです、というような内容です。
本当はもっと料理へのあたりがきつい言葉を使っていたほうを持っていこうと思っていたのですがやめまして、
こちらに。
他の方の作品もちょっと紹介します。
「巻きずし」を作ることの割の合わなさを、ユーモアたっぷり、愛情のある皮肉も込めて書かれた、思わず笑ってしまった一作では、「巻きずし、巻かない同盟」という新しい考えを知りました。
前半は半地下の習字教室の様子、後半はその休憩時間に話に出た煮物の話が書かれていた一作では、前半では、静かで灰色と白が印象的、そして墨のにおいを思い出し、後半は出汁の香りが胸の中で膨らんでいくような気がしました。この筆者の方の性格がよく出ているように思えた、ぶっきら棒なくらの簡潔な文章の、呟くような書かれ方が内容と混ざり合っていい雰囲気を味わいました。
発起人の方のは、
創作になっていて、句会のあとの飲み会からの帰り道、寄ってみた飲み屋で、知りたかった言葉の現物を拝むことになる、なんとなく阿刀田さんの書く世界の空気に印象が似ていた文章でした。
ちょっとオチがつききらなくて、みなさんの頭に「?」がいっしょに浮かんだ教室の様子も含めて、面白かったです。
どうやら文章を書く何かしらの活動をされている方の一作は、
(ちょっとずるいな、と思いましたが笑)
1200文字の、過去に書かれていた旅行記に食べるシーンを増築しての披露になっていました。
それだけ書けたら、私ももっと書きたかった、、、なんて思っていたのは、
私だけでしょうか?笑
(この会の発起人の方とも友人関係の様子で、地方の文芸賞を受賞されたこともある方らしく、おそらくこの会の中で玄人よりの意見を言う位置の人なのだろうな、と考えています。特別ゲストですね!)
この会で今回、私が一番
「あ、この文章好きだわ」と思ったのは、
この会を紹介してくれたカイさんの文章でした。
カイさんは、料理が好きではないというお母様の代わりに買い物、献立作り、調理、片づけまでを請け負っているそうで、
その上で、父親の仕事にはこういう栄養素が必要だと思うから
こういうものを入れているとか、
油で揚げるのは美味しいけれど、手間がかかるから週に一度にしています、とか。
私は殆ど子供たちの胃に溜まればいいや、と作っているので、
なんだか反省してしまいました笑
全体的に、いろんな人の書くものが肉声で聞かれて、
読んだ感想を短い言葉にはなるけれど聞けるというのは、
なかなかない経験だな、と思います。
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