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ああ、夕方はよく濡れていた

土曜日は、
私のなかでは大冒険の一日でした。

まずは車で文芸会に送ってもらい、
前日に言葉巧みに誘っておいた
(もうすぐ期末で勉強が、、、と言った瞬間、
私が「塩屋の駅行こ!」「電車乗ろ!」と言ったら秒で転がりました)
長男と昼に合流。

絵本カフェくうねるんさんに、
レジンの新作(キーホルダー)を下ろして、
いざ土山駅へ。
最後までじろうさん(夫)は
「もし無理そうだったら、どっかの店に入ってじろさんの仕事終わるの待っててね!!」
と言いながらお別れしました。

土山駅で、
お互いに2000円をICOCAにチャージし、
(母親が心配して見てるような顔して、
母が長男にやり方の説明を受けていたという)
(そして先生の前で生徒はやってみせるという)

長男に任せておけば必ず目的地は着くのですが、
でも、
電車を撮るのに夢中になりそうになるし、
そもどれに乗るのかを言ってくれてないから、
どれなの~、と思いながら元気に動く彼を見てました。
写真を撮って、にこにこしながら戻ってくるのを見ると、
本当に子供だなぁと思うけれど、
写真を撮ってるところは本当に真剣でいいなあと思っています。

そして電車に乗り込んだ私たちは、
長男が塩屋で下り、
その後私は須磨海浜公園駅までの二駅をピリピリしながら乗りました。
私の隣に座ってた男性と、
駅名を流している画面の下にいる男性に、
「めっちゃこのひと見てるやん、、、」
と、ちょっと引いてる顔をされていましたが、
仕方ありません。
だって、降りそびれるわけにはいかないのです!

そうやって、ちょっと不審がられながら無事駅につき、
真っ直ぐに南口を下りていくと
駅から須磨シ―ランドまでの道のりの青い波のような道のりを、
楽しそうなひとたちを縫うように足早に目的地へ。

そう、今日の私の第一目的地は、『自由港書店』さんに行きたかったのでした。
いつもの青いドアを潜ると、
駆けだしそうな気持ちになりましたが、
先客さんがいらしたので、少しのあいだ本を見ながら待っていると、
すぐにご店主さんが声を掛けて下さいました。
お人柄だなぁ。
と思いつつ、
持ってくる間長男にも励まされた「周年記念の贈り物」をやっとお渡しすることができました。
(来る前に長男に「迷惑じゃないかな」という私に、
「母、母が店主さんだったらそんなこと思うの?」
「いや、泣いて喜ぶよ」
「じゃあ、大丈夫だよ。母がそんなに好きなお店屋さんなら喜んでくれるよ」
と励まされていたのでした)
ご店主は「おお」といいながら、
お礼を言ってくださったり、飾りますねと言ってくださったり。
いや、手に渡せただけで十分満足したので!!
と、すっごく気になってた本を一冊買い
(ラストの一冊でした)
次なる目的地のギャラリー喫茶あいうゑむさんへ。
(丁寧に送り出してくださって、最後まで素敵な店主さんでした)

あいうゑむさんへの道は、
大きな道を行くかと思いきや、
どんどんと小路へ入っていき、
坂を登り、
これは本当に大丈夫ですか、先生!
と言いながらの到着でした。

(とっても楽しい道だったので、もし自由港書店さんからあいうゑむさんに行くときには、まりさん、一緒に歩きましょうね!どきどきな道でした!)

そこですでに二つの会合?が行われていて、
その一つの絵本を作る会だったのですが、
面白過ぎて途中から話に入っていっている間に、
メンバーが揃ってきたのでした。
(そういえば、銀の竜の話で盛り上がった方、
また会えたらいいなぁ、と思います。面白かった)

今回は、
10月に行われる多人数のグループ展の話合いだったのですが、
みんなが集まるまで話していたNさんが
「普段の日記?みたいなの、時々読んでます」
と言ってくださって
「ひゃーー」と心のなかで喜んでました。
ありがとう!!
お互いのしんどいことを言い合えて、何となく吐き出せて、
少しやわらかくなって、
あとのメンバーも集まり、
今回は「何を決めなきゃいけないかを決める」感じの話合いになりました。

・何人参加かを決定する
・テーマは合った方がいいか
・どれくらいの作品をだせるか、何を出すのかを把握する
・それによってどれくらいの場所を使うのか、
 どこを使うのかを考えていく
・展示の名前どうするか
・DMどうするか
等々。

話ていくうちに、思いもよらない場所に話が飛んだり、
エピソードが出てきたり。
なかなか楽しい時間を過ごしました。

その後は、出して下さったお茶を持って降り、
「また!」
と別れ、
しとどに降っていた雨の中、
うっかりと傘を忘れていた私は駅で長男と待ち合わせ、
お腹が空いた長男にミスドを食べさせて、
帰りも撮り鉄を満喫する彼を見守りつつ、
電車に乗ったのでした。

平日だったらいっぱいだった気がする時間ですが、
土曜日で空いていたために座って地元の駅まで。
そこからは歩いて帰りました。
長男は折り畳みを持たせ居たので、
母にさしかけようとするたびに
「母が数日寝込んでもタダだけど、
カメラは壊れたらお金かかるから!」
としっかり傘の持ち手を持たせ、カメラを抱え込ませて歩かせました。
ずぶ濡れ、青いブラウスに、赤いスカートの私は、
眼鏡も放棄して、
ずぶずぶに濡れてまるで幽霊のような様子で歩いていったのでした。
帰ってから長男からシャワーであたたまらせて、
私もその後私もずぶ濡れの服を洗濯に放り込んでいったのでした。
(あとで見たら私の服から落ちた水滴で円が描かれてました)

自由港書店さんで買った本と、
たくさんもらった猫のイベントの紙はしっかり守って帰ってきたので大丈夫でした。

あまりの眠たさに、その日は10時には寝ました笑

充実した一日だったんじゃないか。
そう思いながら、目を閉じれる幸せよ。

でした。

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