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今日に書いたもの、2/9

あの日のさよなら

あなたに会えるのは
あの星の下
それとも
あの日の足下
あなたがどこかで暮れて
わたしもどこかを見送る
あの日のさよならに
今もききかえす
あの日々のさよならに
声も もらせずに
あなたが繰り返した
それを運命と呼びたくないばかりに
わたしは落としそうになる涙の首を吊る
あしたにはまた
口元にも灯る
あたらしいあの日のさよならに
あなたはどこから飽きただろう
私がコマ送りに望む
あなたのこたえを食んで
いつまでも
さよならが揺れている

息が苦しくなる
あなたのことをおもうと
息が止まるのかと思う
あなたのこころを思うと
息をしていいのか迷う
あなたがたどる道を前に
息を吸いたいのかもまよう
あなたの背が影に含まれて細い
息をしてもいいと誰か
言うのをはやく 叩き潰してください

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