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これまでに書いてきたもの、さん


途方に暮れる愛に

ああ
今日も終わってしまう

あなたの
お母さんになりたかった

言い訳も
慰めも
みじめさも
とりこんで
あなたに愛していると言いたかった

ひりひりとした
あなたの肌にてをのせて
いつかお眠りと
あやしたかった

あなた

あなたがひとりのときも
あなたはひとりではないと
信じさせるように
言い聞かせておきたかった

あなたは私の命
あなたは私の真心
あなたは私の道の先
広がる海原を供に包んで
あなたがいたことの 全てを
明日はなくても あいしてる

無題

あしたもあなたにあいたい
どこにいてもあしたあえる
あなたをおいて
どこにもいかない
あなたをおいかけて
かぜかける
あしたがとおく
おひれでひかりはじくさかなのように
ひるがえる
だからあしたもあいましょう

かみさま

かみさま
ふれることができる
鏡の中の私が
かみさま
その手で色付けされる
かみさま
自分と呼ぶことが
私との区別
動物たちとのひとつながりを
うつすことで
わたしたち
かみさま

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