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「どこ」の解説のような

たゆたう、
とか、
ゆらめいてながれていく、
という空気感を書きたかったのだと思うのです。

水面の花弁のような、
生々しい死を運ぶような。


どこに行きたいと
どこへ帰りたいと
思わないでもない

だけどどこへ
誰とどこへ
流れほどの清らかも持てず

あなた
さえも あなた
流れどころか溜まった水気にすら
心はうつろうのに

どうすれば行けるのか
行きたいのか
行くはずと信じたかったのか

あなた
あなたさえ

このまま行きたいと
そのまま行くことを
流れを待つほどに穏やかに

「どこ」

「流れを待つほど穏やかに」
願ってくれたら、
と続けたかったのかもしれません。


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