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これが私の本棚です その11

作り付けの棚はこの棚で終わりです。
ドアの隣、夫のクローゼットを犠牲にして(夫が自ら、「このスペースも必要でしょ」とくれました。必要でした。本のために!)確保された本棚です。


本当は、天井までびっしりと本棚にしたかったのですが、私の説明不足と経験不足(そりゃ作ったことなんてないんですが)で棚と棚の間が思っていたより大きくなって、そのために天井部分に余白が多くなりました。
本棚がしっかりとした作りなおかげで、重たいものを乗せられるのがありがたいです。
この箱の中には、10歳から書いている詩のノートが入っています。
火事になったら持ち出せないけれど、それまでは大切にもっていてあげたいものです。

右端の上二段。

一番上は映画のパンフレット。
月に数回映画館に行きます。よっぽどのことがなければ、映画を撮ってくれてありがとうの気持ちと、記念と、素直に映画のことを知りたくて、
パンフレットは買います。
ドラマと映画のDVDも少しあります。
二段目は詩集がメインです。
谷川俊太郎さん、茨木のり子さんが特に好きです。
中学生の時に友人に教えてもらったヨヅキさんの『14歳 いらない子』はとても好きな詩があって、数年前に探して買いました。
今でも時々読み返しては、あの時の彼女の気持ちを思いだそうとしてみます。

真ん中の上二段。

さっきの一段目に続く映画のパンフレット。
昔は観た順に並べていたのですが、引っ越しのときに止めてしまいました。
パンフレットって、みんなどうやって並べているんでしょう?
よかったら教えてください。
いっしょに並んでいるファイルは私が紙に0.3のシャーペンでお話を書きなぐっていた自分の作品が挟まれてます。だいたい完結できていますが、
何作か途中のものがあって、でも必ず書ききるぞ、と決めています。
そして書き始めてもいないものが沢山あって、それも、頑張って、生きてるうちに書ききるぞ、と決めています。
二段目は、アンソロジーや、エッセイの単行本が集まっています。
端っこにある花田菜々子さんの『出会い系サイトで70人と実際に会って損人に合いそうな本をすすめまくった一年のこと』を読んでからずっと、私は転職を考えていたと思います。どうやったら自分が生きていることを楽しいと思えるような生活にできるだろう。そうしていくために何をしたらいいんだろう。考えてばかりで、動かなかった私は、結局力ずくで放り出されてやっと好きなことに向き合う気持ちになりました。本当はもっと動きたいけれど、まだうじうじの虫がお腹に住んでいて、思い切りが付かないのが残念なところ。でも、解雇の一件があって、今に至って、まだ解決していないけれど少しずつ上向かせられてる気がします。たぶん、、、

左端の棚の上二段。

一段目は私の書いたもの。
飾れた写真は、小学生からいっしょに生きてくれた犬のミニーです。
今みたいに写真が簡単に撮れたら、もっといい写真が残せたのにと思いますが、彼女の毛並みやにおい、やさしい目の光は私の中で全く色褪せていないので、困ったりはしていません。こんな下手な写真でも、最高にかわいいですし。
二段目もほぼ書いたものや、設定などを書いたもの。
広辞苑は、百均で働いていた時に買いました。
百均なのに本も売っていて、香水も売っていて、ピアスも売っていました笑
百均の本屋部門のコミックを発注したり、雑誌の引き上げをしたり、返本作業をしたり、百均なのに私は本の担当ばかりしていました。いい思い出です。あと、姉が一人目を産んだあと、いらなくなった名づけ辞典をもらいました。人物の名前を考えるときにパラパラしてましたが、最近はあんまりめくっていません。
長男がこの本を見るたびに「次男に弟か妹が必要なんじゃないかとおもう。僕は次男がいてくれてすごく楽しいから」なんて話をされます。
それに関しては、もう少し考えさせてください、、、とお願いしています。

右端の下二段。

三段目は、作家さん以外の仕事をされてる人が書いた本を集めてます。
手前の豆本はジブリの立体造形展などに行ったときにもらったもの(夫の分も私が保管してます)です。次男が時々「見せて」といってめくっています。坂本真綾さん、鬼塚ちひろさん、Coccoさんが大好きです。三人とも考え方は違いますが、自分の生き方に妥協がないところが本当に大好きです。
一番下は絵本の棚。
作家さんが出した絵本と、猫が出てる絵本が多めです。
絵本になってもまったく作家さんの持ち味が薄まらないところは流石です。
違う角度からのその人の思想が見られて、とても楽しいです。

真ん中の下二段。

三段目は海外ものが集まってます。
岸本佐知子さんのアンソロジーが凄く好きです。
岸本さんの翻訳の文章も私には読みやすくて、読もうとした本が彼女の翻訳だと嬉しいです。
フランチェスカ・リア・ブロックの『ひかりのあめ』を書店で一目惚れし、この作家さんの本を誕生日に全部買ってもらいました。
海外の作家さんにはまったのは、この人だけです(私の読んでる分量が少なすぎなんですが)。この作家さんのお話の雰囲気が蠱惑的なのにやさしくて
触ってはいけないもののように感じるのに、そばに行きたくてしかたなくなる言葉の並び方が大好きです。
一番下は画集や写真集が多めです。
写真集は本屋さんで見つけて買ってしまうことが多いです。
大きさがそろわないところもいとおしい気がします。
端っこの『海獣の子供』は映画のパンフレットですが、五十嵐さんの画集+対談集のセットといっしょに置いておきたくてここにあります。
五十嵐さんの絵は、本当に生々しくて、力強いというより、生命力が強い線で、見ているだけで緑の深いにおいがします。

左端の下二段。

三段目も、横といっしょで海外の作家さんを集めてます。
何故か海外の作家さんの本は表紙とタイトルで買いがちだなと感じます。
なんでなんでしょう。
『ザリガニの鳴くところ』は読み終わる時には心臓がばくばくいっていました。え?何?なに?となって、泣きながら、物事の並びはわかったけど、え?としばらくぼうっとしてしまいました。
学生のころなら、これで感想文書きたかったです。
最後の棚は、ジブリの本を集めてます。
ジブリは私の中身をいれておくものを作ってくれたひと柱だと思ってます。
ナウシカに憧れたまま今に至っています。
奥のノーマルテトは買ったもので、手前の青いテトはジブリとアニメージュ展で限定で販売されていたものを我慢していた私に夫が作ってくれた手作りテトです。その奥の王蟲も手作りです。
私が好きでじっとみていると、作ってくれるひとです笑

もうこの本棚シリーズ?も残すところニ回で終わりそうです。

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