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詩、誌、氏

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詩だ、と言い切れない。でもたしかに私の書いたもの。 短くて、要領は得ない文章のかたまりなのだと思う。 でも書きたくなるから、こうして出してしまう。
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#創作

「ひかり」(詩)

わたしは光とはならずに 導きましょう とおく とおく 馬でも 車でも ロケットでも 行くことの…

とし総子
2時間前
1

「あげたい」(詩)

わたしはあなたにふつうをあげたい あたりまえではない ふんだんのふつうを あったかいベッド…

とし総子
21時間前
4

「蒼」(詩)

ああ この蒼と別れて わたしは生きていく ああ この蒼に還るため わたしは生きていく いつ…

とし総子
3日前
8

「みずたま」(詩)

生きるということが 在るということが 死ぬということが 無に着想されたことならば この世界は…

とし総子
4日前
7

「白粉」(詩)

これは口惜しいではない これは苦しいでもない 息苦しさ いいひとのあいだに湧く わたしの罅…

とし総子
5日前
8

「海」(詩)

海を前にすると 私は海につくりかえられる 波は私を過ぎ 白い波の花は遠く背中の月に 耳から入…

とし総子
8日前
12

「海の向こうの車窓」(詩)

電車に乗って 窓に張り付いて 海を見ていた ゆっくりと建物に隔てられていく波 時折 きらりと返事のような投げかけを掴む この奥には海がある あの広大な青の集約が そう思えば ただ続くビル群も 少し特別に思えそうな ただ このずっと奥に 呑み込まれたい海があるというだけで 胸の弱い鼓動は力づけられていた

「折れるもの」(詩)

折れていくものがある 無数に それはまだ使える長さかもしれず 幾度も折った 指先のさきほど…

とし総子
9日前
9

「わたしのペン」(詩)

ペンも紙も選ばずに 土に指でも書いてやろう と、覚悟をしているけれど どうだろう このお気…

とし総子
11日前
7

「クリーム」(詩)

分かろうとして分かったこと どれほど分かったというの 言えるその口の端 舐めきれなかったク…

とし総子
11日前
8

「紫煙」(詩)

トカレフ かっこいい銃ね 私のこめかみが強請ってしまう カトレア なんて可愛い花なの 耳に挿…

とし総子
13日前
4

「水面に立つ玉」(詩)

あなたと向き合う水面 あなたは下に黙り 笑う わたしは上で藻掻き 水滴を零す たった一面の…

とし総子
13日前
9

「流れる去る血」(詩)

わたしのどこかから 血が流れ続けている気がする それは見えないと言い張って 体の不調に隠し…

とし総子
2週間前
5

「この雨も」(詩)

さぁ どうぞ 嫌いだったら、どうしよう されでもうつくしかったなら さぁさぁどうぞ ここに全てをのこすから どうかペン先乾かないで さぁどうぞ 冷たい雨も咲いて書くから