「魔眼の魔女」あとがき8 61〜エンドロール編
鮭丸です。いよいよ大詰め、「魔眼の魔女」振り返っていきましょう。
61話、62話、63話〜サナギと羽化〜
まずは四人カラーイラストから。
今回はもう一回、四人カラーイラストがあります。お楽しみに(?)
さて、本編はもうクライマックス。
ともなると、裏話のようなことも無くなってきます。
ぶっちゃけ今回はそんなに語ることないんじゃないかな……?
あ、そうそう、アゲハが[魔障壁]を使って引きこもるシーン。
この壁で引き篭もった姿は、なんとなくサナギをイメージしてます。
壁から出てきたシーンは羽化イメージですね。
まさにアゲハ、その名の通りです。
一方カラス、彼はなんか流れで[従者]と呼ばれてたりしますね。
当初はそんな予定、全くありませんでした。
作中の人間、魔女が揃って[従者]って呼ぶもんだから、私もそう呼ぶことにしました。後付け(?)の二つ名です。
キャラが勝手につけた二つ名。なんだか不思議な感覚です。
64話、65話〜決着の戦法〜
カラス&アゲハvs.ベアトリーチェ、決着の時が迫ります。
ベアトリーチェの言う[魔眼の殺し方]、アゲハが「生きてさえいれば」再生できると言っていたことに通じてますね。
ちなみにこの殺し方、ベアトリーチェも昔(アゲハ魔眼封印時)は知りませんでした。そもそもアゲハが再生魔法を使えること自体、その時に知りましたね。
この後、再生魔法対策を調べたんでしょう。魔法図書館とかで。
……想像するとちょっと可愛いですね。可愛くないですか?
さて、今回の戦いの決着、序盤のアン&ティスリア戦とリンクさせています。
サブタイトルも[二人(ひとり)vs二人]と[二人vs一人]。
さらに戦法、アン&ティスリア戦↓
この「アゲハの魔障壁で目くらましをしてカラスが上からぶん殴る」戦法。今回のベアトリーチェ戦で↓
なんとなく踏襲しています。
いいですよね、こう言うの。積極的に狙っていきたい。
魔眼の封印が解けたにも関わらず、前から使っていた[魔障壁]で決めるのもいい。いいよね?
……自分で言ってちゃ世話ないですね。許して。今だけ。
66話、67話〜人の金で焼肉が食べたい〜
ここからは、イメージ的にはエクストラステージ。
集まったメンバーが、それぞれカイコちゃんに新情報をお届けします。
律儀に驚いてくれるのでありがたいです。さすが。
ツバメを前向きにしてくれたのもカイコちゃん。圧倒的MVP。
このいざこざが終わった後、彼ら四人はとりあえず焼肉に行ったことでしょう。ツバメの奢りで。
あ〜私も人のお金で焼肉が食べたい。
すみません、欲望が漏れ出ちゃいました。
68話〜"波紋の鐘"ってなんだったの〜
あ、本日二度目の四人カラーイラストです。
集大成感があってお気に入り。
本編でも、この四人が"波紋の鐘"を鳴らすキーパーソン。
特にアゲハの[魔眼]でカイコに魔力を渡すのが好きですね〜(感想)。
初期からずっと使っている能力を終盤でも活用するのはいいですよね。
今回「いいですよね」ってめっちゃ言ってる気がします。ま、それでもいいですよね?
本編で重要アイテム? 建造物? になった"波紋の鐘"ですが、あまり詳しく語られませんでしたね。
魔女にとっては共通認識。何やら意味のある鐘らしい。[始まりの魔女]に関する何かがあるようですが……
さてこの"波紋の鐘"、そして[始まりの魔女]に関してここで説明……
いたしません!!
説明しません!!!! ここでは!!!!!!
この話が知りたいあなた! お待ちかねの重大発表です。
小説「起源の魔女」公開します。やったぁー!!!!
そんなに長くはなりません。1話2000~3000字くらいで全15話くらい? だと思います。大体ね。
[始まりの魔女]アネモネの誕生と"波紋の鐘"がある街、そして[魔女界]発足までを描きます。是非ご覧ください。
ちなみに過去の話なのでカラスもアゲハも出てきません。逆にいえば、「魔眼の魔女」を読んでいなくてもお楽しみいただけるかと。両方読んでいるとお得です。ワクワクですね!
以上、重大発表でした。
69話〜想像にお任せします〜
催眠魔法が解かれ、実質最終回を迎える69話。
十二支ウララさんがこんなことをいいます。
「十二支の中にはハナから催眠されてない奴もいる」と。
彼女のおっしゃる通り、催眠されていない十二支が何人かいます。ヘイファーもそうでしたね。
あとはヨープも催眠されていないと思います。そもそも"王"に賛同していたので。
他には誰がいるでしょうかねぇ……皆様の想像にお任せしますか。
いや、決めてないとかじゃないですよ、えぇ。決まってますけど。
あえて、あえて想像にお任せしますから。あえてですよ。
ふぅ……
話は変わって、69話のキャプションポエム。
——その出会いは、偶然か必然か——
これ、1話のキャプションポエムと一緒です。ここだけは同じものを書こうと思っていました。
カラスとアゲハ、二人の出会いは果たして、偶然だったか、必然だったか。
これも想像にお任せする奴ですね。答えも何もありませんが。
1話と踏襲といえばこちらのシーンも。
1話ではアゲハがカラスに手を差し伸べていましたが、69話ではカラスがアゲハに手を差し伸べています。いいですよね、こう言うの(今日ほんとこればっかだな)。
実はこのシーンのネームを描くまで、カラスの将来は警察官になる予定でした。ツバメは検察官だったかな。
「なんとなく微妙な気がするが、とはいえ他にふさわしいのも思いつかない。警察ならアカガモさんとかもいるし……」と思っていました。
ただカラスがこのセリフを言ってくれたおかげでWWO(World Witch Organization : 世界魔女機関)と言う抜群の組織が生み出されました。
「ぴったりな職業が思いつかなければ作ればいいんや!」
そんな感じで突貫で作られたWWO、あんまり細かい設定決められていません。どんな組織なんでしょうか……?
そ、想像にお任せします……
エンドロール〜すまんキヌさん〜
長い月日を超えてエンドロール。
ヘイファーは定期的にワシジマさんのところに行って縁側でお茶飲んでます。あと苺大福とか食べてると思います。
結婚したり子供ができたりした面々。
カラスの妻、ツグミさん。年はカラスの二個上だったかと思います。
ツバメの妻、ヒバリさんはツバメの一個下。
それまで一切出てきてない人が主要人物と結婚するの、どうなんですかね。
「魔眼の魔女」では恋愛要素は特に入れないスタイルでやってきました。言ってしまえば「魔眼の魔女」はアゲハとカラスの異種属男女バディもの。アゲハとカラスの間に恋愛的なアレはありません。はい。生きる時間も違いますしね。
って状況でカラスが結婚して子供を持つってなると、物語に関わっていなかった人が出てきざるをえなかったんですよね。
魔女が全員女性の見た目なので、全体のバランスを考えて人間の女性キャラを出しにくいっていうのもありました。
まぁそんな感じです。びっくりさせてしまいましたかね。
ちなみに子供たちの年齢はこんな感じ。
目白雄大[12歳]
目白由美[6歳]
橘岬悟[10歳]
四宮早苗[10歳]
カイコがしているヘアピン、早苗からのプレゼントです。二人は仲良し。
姉妹みたいな感覚なんだと思います。早苗的には。
さて、ここでアゲハが大切な人を思い浮かべるシーンについてお話しましょう。
ここ、キヌさんが抜けています。カグヤさんキプさんのコマにいるとバッチリだったんですが、なぜか忘れていました。「キヌさんはカイコ、ツバメの母代わり」が強く根付いてしまったのが原因かもしれません。
とにかくアゲハにとっては、キヌさんもここに描かれるべき存在です。これに関しては大変申し訳ない。すまんアゲハ。すまんキヌさん。
最後の最後でやらかしましたねぇ〜。気が抜けちゃったのかな。
これで本編振り返り、終了になります。
いや〜締まりませんね。見切り発車で始めましたが、意外と書くネタがあってよかったです。相変わらず好き放題書かせていただきました。
これ以上は特に書くこともないような気がします。長々と続けた[「魔眼の魔女」あとがき]、今回で最終回といたしましょう。
お付き合いありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。では。
あ、小説「起源の魔女」もよろしく!!!! では!!
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