見出し画像

コラムの裏側 Another Story        ホンモノに溺れたパリの夜    

https://the-ans.jp/photo/357723/

​コラムの裏側、舞台はパリのスタッド・フランスへ。アイルランド対南アフリカからAnother Story.

Come the day come the hour
Come the power and the glory
We have come to answer
Our Country's call
From the four proud provinces of Irland​

試合前から感極まっていた。アイルランドのアンセム「Ireland's Call」が響くスタジアムの景色に涙が出た。「俺たちが勝つんだ!世界一のチームなんだ!アイルランドは最強なんだ!」。そう言わんばかりの大合唱だった。緑のジャージーが埋め尽くすスタンドは圧巻だった。

​スコアは13−8、シア・コリシやエベン・エツベス、チェスリン・コルビやファフ・デクラーク、南アフリカの激しい攻撃をアイルランドの壁が封じきった。勝利にわくスタジアムに流れたのはザ・クランベリーズの『ゾンビ』だった。

https://twitter.com/iwamotoakito/status/1705608781021823052

​スピーカーから大音量で流れ始めた『ゾンビ』に合わせてファンたちが歌い出す。すると途中、サビに近づいた瞬間、スピーカーの音が消えた。ファンたちの声が波打つようにスタジアムに響く。四方八方から押し寄せる歌声の波に飲み込まれた。

​溺れる。幸せすぎて…

​残念ながらこの感覚は本物のスタジアムに行かないと味わえない。言葉や写真でいくら説明しても伝わらない。無理を承知で書いている。

伝えたいのは、本物は本当にすごいということ。

​この時点でアイルランドの決勝トーナメントはほぼ確定した。あとはどれだけ上に上がれるかだ。たらればは好きじゃないが、今でも思う。

https://twitter.com/iwamotoakito/status/1705700910607843703

​アイルランドが優勝したら、どんな世界が見られただろう。本物を求めて、これからも現場に向かいたい。

ちなみにスタジアムでの「ゾンビ」の歌声はこちら

https://tarafuku10.hatenablog.com/entry/2023/09/26/145129


地下鉄へと続く道は緑一色
宿に着いたら深夜2時。お腹が空いて眠れない
街角には関連雑誌がたくさん。買いたいが、荷物になるため我慢

W杯の取材記を現在編集中です。BASEにて予約販売中です。W杯の報告会も名古屋、大阪、東京にて開催します。

https://akitophoto.base.shop/

売り上げは、今後の取材活動費として大切に使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

これからも活動を続けていくため、よろしければサポートをお願いします!いただいたサポートは取材活動費に使わせていただきます!