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コラムの裏側             心地よい裏切りに満たされて       

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コラムの裏側。もう一つの準決勝、南アフリカvsイングランドよりAnother Story.

心地よい裏切りほど、痛快なものはない。これが見たかった。Going My Way.イングランドの戦い方はまさに「俺様」だった。



イングランドがW杯に嵐を呼ぶ。試合前から、その予兆があった。この準決勝に至るまで、メディアチケットではねられることなど一度もなかった。この試合だけは、どうしても申請が降りず、直前までやきもきさせられた。

あの手この手を使ってなんとか申請をパスし、スタジアムへ向かった。なぜこの試合がそれほどまでに許可が得にくかったのか、スタジアムに着いてその理由がわかった。

ラグビーの母国、イングランド。ドーバー海峡をユーロスターで渡れば、約2時間30分でロンドンからパリだ。

フランスなきW杯の舞台には、我らがラグビーの王・イングランドと言わんばかりに(事実としては言ってはいない)イングランドメディアが多数詰めかけていた。

勝敗に関係のないジャパンメディアは優先順位が低く、キャンセル待ちの状態だったのだ。

試合が始まるとスタンドからは「スウィング・ロウ・スウィート・チャリオット」の大合唱が聞こえてくる。ゆったりと、焦らずに攻める。相手のミスを見逃さず、得点につなげていく。イングランド代表のプレーがねちっこい、良い意味でいやらしい戦い方が本領を発揮する。

いつもに増してオーウェン・ファレルの顔が憎たらしい。調子がいい証拠だ。今日のイングランド代表は、いつにも増して王様風情。それこそレッドローズ(イングランド代表の愛称)の狙いだった。

コラムにも書いた通り、私はスプリングボクスの圧勝だと思っていた。だからこそ、ファレルたちの魅せるクセの強いラグビーは強烈なインパクトだった。プライドの塊のようなチームが、勝利のために泥臭く、しつこく、そして気高く戦った。

またもや1点差。この試合ほど、体が震える試合はなかった。一言でいえば、ただただおもしろかった。正直、イングランドは好きじゃない。でもW杯には、ラグビーにはイングランドが必要だ。

試合前によく立ち寄ったトルコ料理屋 *再掲載
アジア人には「ニーハオ」とあいさつする店員。日本人だと毎回伝えた
スタッド・フランスへ。道中も撮影しながら

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