コラムの裏側 Another Story 15 minutes
https://the-ans.jp/photo/361743/
コラムの裏側、いよいよ日本代表の第4戦の地ナントへ。試合前の練習風景からAnother Story.
ナントでの公開練習は郊外のグラウンドだった。泣いても笑っても、次のアルゼンチン戦で全てが決まる。この試合にあわせて日本からはさらに記者がフランスへと渡り現地合流、メディア側のボルテージは最高潮に達していた。
ずらりと並ぶカメラの前で、いつも通り練習に汗をながす選手たち。アルゼンチン戦に向けたサインプレーなどの練習は非公開。メディアが目にできるのは練習冒頭の15分間だけだ。この15分間で何を撮るかが大切だ。
この時の頭の中を思い返すと…
まずは撮影依頼を受けたメディア向け視点でレンズを振る。試合に出場予定の選手を優先、23人とジョセフHCをコンプリート。
次に練習後の会見に登場する選手を厚めに撮影。この日はリーチ・マイケルと山中亮平の2選手が会見に登壇予定だった。しかもリーチはこの日(10月7日)が誕生日、記事になることほぼ確定だ。
加えて話題・注目が集まる選手。この日の練習では流大が1人チームから離れてリハビリ。怪我の具合が心配される。アルゼンチン戦は難しいだろう。
頭で考えながらも、無心で撮る。あっという間に15分がすぎていく。
写真を見返すと思考を通して撮影したものと、反射的に撮影したものとの違いが出る。
前者は写真に言葉(説明)がついてくるイメージ。どういう意図で撮ったのか。紙面のイメージが思い浮かぶ。
後者は写真に感情(思い)がついてくるイメージ。意図などない。ただ単純に良い場面だなと心が反応してシャッターをきっている。
コラムに掲載した写真はもちろん後者だ。試合に向けた原稿は記者に任せ、私は自分の写真と向き合えば良い。W杯開幕からちょうど1ヶ月、ここまで来るといろんなことが割り切れてくる。
少しずつW杯の終わりが見えてきた。
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