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元彼から男という生き物を学ぶ②



前回は元彼と付き合う経緯と初期のころを思い出して書いてみた。


今回は好きという気持ちに疑問を持ちながらも関係を続けていった心情を書いてみる。



彼と会う頻度が下がり、睡眠不足が解消され、私も徐々に落ち着きを取り戻し、正気に戻った。
付き合ってわりとすぐに私が転職をし、全く異なる業種で正社員で仕事をスタートしたため、仕事にも集中力が分散されたのかもしれない。

彼と会う頻度が下がったと書いたが、私の会社が彼の家のすぐ近くだったため、昼休憩の時間を合わせてほぼ毎日一緒に昼ごはんを食べていた。
だからそんなに寂しくなかった。

仕事が終わり、彼が休みの日は毎回アポ無しで彼の家に行っていた。
休みなんだから当然相手してくれると思っていた。
だが、彼の家に行ったらものすごく不機嫌なときが何回かあった。
「なんかあったの?大丈夫?」って聞くけど話してくれないし、私のせいか聞いても違うと言われるし、なんか怖いなと思った。
でも時間が経つと彼の機嫌が治るのでそこまでは気にしなかった。
しかし、いつものように彼の家に行くと留守が続いたことがあった。
それ以来、私は彼に拒否されてると感じ、彼の家にあまり行かなくなった。彼が来てほしいときだけ行くようにした。

いつもアポ無しで行ってるからさすがにウザかったかなとか反省しつつも、理由を言ってくれない(本音を言わない)彼に対してなんだか残念な気持ちになった。
彼の性格は、とても穏やかで優しく全然怒らないピュアな人というかんじだ。
性格はとても好きだけど、好き同士なんだから言いたいことがあるなら遠慮せず言って欲しかった。
この“本音を言わない”部分にイライラさせられることが非常に多かった。

結婚の意思はあるのか、子どもは欲しいかなどの重要な確認事項もはぐらかされ、本音を聞き出したい私はそんな彼に対してどんどん支配的かつ高圧的になっていった。

付き合って3年目ぐらいで、私の職場の一つ上の同僚の子(女)と、お互いの彼氏の話をよくするようになった。
その子の彼氏も付き合って長いのに結婚したがらないということで悩んでいた。
仲は良いけどレスもあって相当悩んでいた。普段明るい彼女だったが、少し涙を浮かべて話すことがあった。きっと裏では泣いてるんだろうなと思い、とても同情した。お互い愛しているのに結婚だけはしてくれない。世の男の決断力のなさに私もとてもイライラした。
結局その子は彼氏を半ば脅すような形で結婚した笑
でも今も幸せそうにしてるからよかった。👍

私は彼と長いこと付き合ってたのでわりと彼氏と上手くいってるか、どんな人かをいろんな人に聞かれていた。
彼はかなりスペックが低いので、正直彼のことをあんまり話したくなかった。
借金あり、貯金なし、田舎なのに車なし、一人暮らししてない、パート勤務、ハゲ、ワキガ(独特な匂いがしていた)、夢追い人、顔面偏差値が低い、家事できないなど。
※悪口オンパレードでごめんなさい笑 まあでも事実だから
でもスペックが低くても、見た目とかどうにもならない部分以外は努力でなんとかなるはずだから、とりあえず結婚はして欲しいなと思っていた。
彼が結婚してくれないことを話すと、まずどんな人か聞かれ、上記のことを言ったら(ハゲとかブサイクとかは言ってない笑)みんながみんな「やめとけ」と言ってきた。
私も何が良くてこんな男と付き合ってんだって自分でも思うことはあったけど、それでも彼のことが好きだった。他の男にも興味がなかった。それに私がいなくなったら彼に新しい彼女ができる可能性がかなり低いことがわかっていたので、かわいそうに思えた。
もはや好きなのかただの依存なのか今でもわからない。


26歳ごろだったか、私は彼の子どもが欲しいと本能的に思った。体がそう言っている気がしてならなかった。
産むなら今だと思った。
結婚はもちろんしていなかったが、彼にあなたの子どもが欲しいと言ってみた。
いつもこの手の話題ははぐらかされるので、強めに彼の意志を確認した。
このとき彼の本音を聞いてものすごくショックを受けたのを覚えている。
「子どもができたら別れる」「子どもができたら堕してもらう」

さすがの私ももうダメかもしれないと思った。
しばらくつらいのを引きずっていたが、いつかは変わってくれると信じ、わずかな希望にすがることにした。

ちょっと長くなったのでまた続きを分けて書こうと思います。
たぶん次でラストです。

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