昔のゲームの思い出(4)
今度はスズラン本編四巻の原稿を書く合間の息抜き。番外編三巻は近いうちに発売されそうです。
えーと、読み返したら前回はPS1vsセガサターンの時代に突入したところでしたね。うちにはサターンは無かったのでPSのことしか語れません。というわけで今回はPS1の思い出。
あれは中2か中3のタイミングだったと思いますが、弟がまたしてもクリスマスプレゼントとしてPS1を買ってもらいました。
当時はそもそもプレイステーションは初代だけだったので1を付けるのはおかしい気もしますけど、今の時代だとわかりにくいのでこう書きます。
僕はサターンが良かったんです。何故ならメガドライブでシャイニングフォースやランドストーカーを楽しんだから。前々回は書き忘れましたがベアナックルにもハマってました。延々と壁際で雑魚キャラにジャンプキックを繰り返して死なせずに得点を積み重ね残基を増やすとかやってた記憶があります。我ながら鬼畜。
なので当時は全く信用の無かったSONYでなくセガのサターンが欲しいと言ってたんですが、父にどっちか片方だと言われて弟とジャンケンをして、結果PS1になりました。
そういう経緯なのでPS1では最初から遊ばせてもらえましたよ。弟のゲーム機というより僕と弟が共同で所有してる感じ。置いてあったのは弟の部屋でしたけど。
最初のソフトは豪血寺一族。2だったかもしれませんが、とにかくあれです。老婆が若返って美少女になる格闘ゲーム。
しかし、買ってからすぐにとある問題にぶち当たります。ソフトのせいではありません。ハードの問題です。当時PS1を持ってた人たちならわかると思います。
読み込みが止まる!
CDドライブに欠陥があるんでしたか。とにかく初期のPS1はCDからのデータの読み込みに難があって普通の置き方だとまともに遊べませんでした。
そう、置き方の問題なんです。当時はすでに平成とはいえ、我々は昭和生まれのキッズ。機械にトラブルが発生したらとりあえず物理的な方法で解決を試みる時代の人間。
というわけでぶっ叩いたり持ち上げたりひっくり返したりしているうちに解決法が見つかりました。
縦置き!
縦置きスタンド? そんなものはありません。壁に立てかけたり本を支えにしたり、とにかくなんらかの方法で立てると何故か読み込みます。令和の若者たちには信じられないかもしれませんが、マジでそうでした。
ちなみに立てた状態でも100%読み込むとは限りません。これでも駄目だった時は一旦トレイを開けたり軽く叩いて喝を入れたりします。
重ねて申し上げますが真実です。買ってから数年経つと立てた状態ですら読み込まなくなって裏返して遊んでいました。Vジャンプで連載されていた「犬マユゲでいこう」でもやってたはずなので読んでみてください! 今の時代だと見つけるの難しいかもしれませんけど(電子版とかあるのかな?)
まあ、PS1というハードに関してはこのくらいでいいですかね。あとはコントローラーの形は持ちやすいんだけど十字キーは格ゲーしてると指が痛くて辛かったとか、最初はスティック無かったってことくらいしか語れない。良くも悪くも特徴に乏しい。
ちなみに後々自室用に中古で買ったPS1はドライブの問題が改善されてて普通に置いても普通に読み込んでくれるため感動してしまいました。
というわけでソフトの話。最初に買った豪血寺一族に関しては、実はあんまり覚えていません。上記の読み込み問題で試合中でもちょくちょく止まるんですよ。それが嫌でほとんど遊ばなかった記憶が。
次に買ったのはジャンピングジャックフラッシュ。これは結構楽しめました。3Dのフィールドで高く高く上がっていって、そして落ちる。この落下する時の感覚が新鮮で本当に恐ろしい。
とはいえ僕も弟もアクションは下手くそなのでクリアはできませんでした。そもそも何をするゲームなのかもよくわかっていなかったかも。
同じように弟が後々買ってきたトゥームレイダーやバイオハザードもクリアできず。トゥームレイダーは延々とワニに食われ続けて、バイオハザードはSOPHIAの歌う主題歌? だけ好きになりました。
トゥームレイダーやバイオハザードより前だったかもしれませんが、最初にクリアまで遊べたゲームはやはりRPGのFF7。前述の通り僕の部屋でなく弟の部屋に設置されてたのでほとんど弟が遊んでましたが、僕も後ろから見てアドバイスすることは多かったです。
FF7は凄かったですね。SFCでも6ならクリアしたんです。同等の壮大な世界がドット絵からポリゴンになってぐりぐり動き回るわけですから当時の子供たちには本当に衝撃的。合間合間のムービーも実写みたいだと思ったものです。
あと、それまでのFFってビジュアル的に完全にファンタジーでしたけど、急にSF的になったから余計に新しく感じた。
この7が面白かったから後に8も9も買うことに。9はクリア目前で最強武器かなんかを取り逃がしていたことが判明してがっくり来て積んでしまいましたけど8は7と同じくらい楽しみましたよ。周りでは不評でしたが連打で召喚獣を強くできるシステムとか好きだった。あとカードゲーム。
他にPS1で楽しんだゲームと言うと、弟はドラクエ7もやってましたが、僕はスパロボとプリンセスメーカーかな。
スパロボはSFC時代には全く触れなかったんですが、中3から通い詰めていた個人サイト(小説を投稿する掲示板があって投稿していた)のオフ会でサイト管理人主催の「トップをねらえ!」上映会がありまして、それを見て感動したものだから直後にゲオで見つけたスパロボαを衝動買いしたんですよ。「これガンバスター出てる!」って。
ここからスパロボにどハマりすることになりました。αの後にα外伝を遊んで、今回はPS1の話だから詳しくは書きませんがGBAのA、R、D、J、OG1・2もそれぞれ何周もするくらい大好きに。
秋田ではアニメがろくに放送されてないので参戦作品も名前くらいしか知らなかったんですが、スパロボのおかげでだいぶ詳しくなれましたよ。このあたりからネットで原作の情報を調べたりもするようになりました。
スパロボはその後のハードでも遊び続けています。全部ではありませんが。
で、もう一つ長く遊んだのがプリンセスメーカー。
僕には弟が二人、妹が一人いるんですよ。さらにその弟妹が大きくなったら従姉が次々に産んだ三兄妹の面倒も頻繁に見ることになって。
ようするに、自分が子供の頃からずっと子守をしてきたわけです。で、子育てをするゲームに興味を抱いて買ってみたらめちゃくちゃ面白くてハマってしまいました。
ただ、PS1のプリンセスメーカー夢見る妖精だけでなくPCで1と2も遊んだりしたんですけど、一度も娘の目標にしている王子との結婚は成し遂げられたことがないんですよね。隣国のプリンセスとか、王子を飛び越して国王と結婚とかはありましたが。攻略本まで買って挑戦を続けたものの分岐の条件が細かすぎてどうしても別のエンディングになってしまう。
ただし本来のプリメ以外でなら一度だけ王子に嫁がせることができました。
パズルゲームです。実はプリンセスメーカー、パズルゲーム版とすごろくゲーム版もあるんですよね。両方偶然中古で売られているのを見つけて、こんなのあったんだと遊んでみたらパズルの方であっさりプリンセスになってしまって「今までの苦労は……」となりました。
いや、嬉しかったですけどね。やっと娘の夢を叶えられたわけですし。
その後も何度か再挑戦しましたが、パズルゲーム以外でプリンセスにしてあげられたことはありません。ぐぬぬ……。
えーと、それから今思い出したのですが、あのゲームにもかなり時間を費やしたなあ……でもなんてタイトルだったか思い出せない。
なんかこう、遊牧民なんですよ。遊牧民同士が戦って、勝ったら相手を拉致して仲間にしたり、負けたら逆に仲間を取られたり……戦闘は基本的にドラゴンボールみたいな格闘戦。なのに終盤では巨大兵器と戦うみたいな。
覚えてるキーワードで検索したら出てきました。メールプラーナだ!
多分マイナーな作品だと思いますが、妙な中毒性があって何周も遊びました。主人公が子持ちのママさんなんですけども美人で強くて好き。
それと下の弟が買ったスペクトラルフォースやアークザラッド1・2、FFTも結構遊びましたね。この頃になると末っ子もゲームで遊ぶようになっていてアイディアファクトリー作品やアーマードコアが好きなようでした。
あ、PS1で遊んだわけじゃないんですけど、後々ゲームアーカイブスでプレイした作品だとガンパレードマーチとマール王国の人形姫が好きでしたね。メタルギアソリッドもクリアしました。一応まだPSPもVITAもPS3も持ってるからまだ遊べますけど、いつかは壊れるでしょうしPS5かスマホでも遊べるようにしてくれないものかな。
なお、PS2も数年間は弟の部屋に設置された一台のみという状況が続きました。けれどもわけあって自分用のを買うことになります。長くなったのでその話はまた今度。