あつ森の追加家具、鳥居にみる、ゲームの宗教の取り扱い

どうも。今回、あつ森アプデで、神社っぽいものをデザインしていて、ついに鳥居がきて、とても興奮したんですが、一つ、気になる点がありました。今回はその疑問について書いていきたいと思います。

まず、気になった理由なのですが、あつ森には、宗教画(美術品の絵ですね。)がありません。美術的価値の高い宗教画は数多あります。ミケランジェロのアダムの創造とか、レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知なんかが有名でしょうか。このようにぱっと思いつくだけでもいくつも有名絵師、有名絵画がありますが、これらの作品は何一つありません。これを避けた理由が間違いなく宗教だと思っています。海外での宗教の関係の複雑性から考えても妥当な判断であると考えられます。しかし、アジア発、日本発とは言え、五重塔、狛犬、鳥居なんかはあります。(例外的に墓は和洋ありますが、これは恐らく宗教性関係なく埋葬文化が存在しているため、セーフ判定なものと考えています。)この矛盾はどこからくるものなのでしょうか。

鳥居、五重塔、狛犬などを取り上げて少し考えてみましたが、季節アイテムをご存知でしょうか?これは最近だと死者の日のアイテムが手に入りました。現在、11月18日ですが、千歳飴が手に入ります。このことから、これらの宗教を匂わせる日本的なアイテムはあくまでも風習と捉えられているという説が一つ浮かび上がります。(死者の日、精霊馬などのアイテムはどれも風習系であり、宗教性と直接的な関係とは言えない。)そして、ここからもう一つ、仏具(木魚)が出てきます。これらも日本の宗教の捉え方があくまでも一つのイベント的に捉えていると考えられるために宗教としてではなく、あくまでもイベントの一つのアイコンとして捉えられているのではないか?と考えています。事実、本当に宗教性を表すような仏像のようなものはアイテムとして登場していません。また、鳥居や狛犬などは海外でも有名な日本を表すアイテムとなっていると言えるでしょう。このことから、あくまでも日本的なイメージをもったアイコンとしての家具と捉えられており、宗教性のあるアイテムとしては考えられていないのではないか?と考えることができます。

以上が、疑問のとりあえず自身の考えられる範囲での鳥居などがあつ森的にオーケーな理由なのではないかと考えています。非常に丁寧で緻密、繊細なゲームであるため、このような点にも気が配られており、また、各アイテムの仕様も非常に細かく、いつまでも遊べる凄いゲームだとアプデより再確認することができました。ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?